【鳳凰の飛翔】５８話５９話６０話　簡単あらすじと感想

 ２０１８年９月Netflixで配信が始まった中国ドラマ【鳳凰の飛翔】のあらすじと感想です。

衣装、セットなども重厚で美しく豪華なこのドラマは、史実とは一切関係のない完全なフィクションで、天盛という架空の国のお話です。

第六皇子【楚王・寧弈】をチェン・クン、【鳳知微】をニー・ニーが演じていて、【寧弈】を演じるチェン・クンの不思議な魅力と、【鳳知微】ニー・ニーの中性的な雰囲気がなかなかいい感じです。

観進むほどに、【寧弈】と【鳳知微】の魅力に引き込まれます。

５８話あらすじ

金獅国の宮殿では赫連錚を赫連烈の剣からかばって劉梅朶は命を落とし、赫連烈は仲間と逃亡します。

一方、天盛では宗正寺から出された第二皇子寧昇は、母を供養する事が許され、母の宮殿に写経をしに行きます。しかし、その部屋には月泠が仕込んだ香が焚かれていて、その香は毒性のあるものでした。

第二皇子寧昇は以前母が伯父の常遠から、困った時に使うように渡された箱を取りにきていたのでした。隠し場所から箱を取り出したものの、毒がまわって気を失い、月泠に盗まれてしまいます。

箱の中身については、孫弘から聞いていたとおり文書と魚符が入っていました。月泠は箱の文書と魚符だけを抜き取り、常遠の手紙だけを第七皇子　魏王・寧斉に渡します。

そして、月泠は寧斉に第二皇子寧昇をわからないように殺せと指示されます。月泠は巧みに趙淵から毒の香を寧昇に渡させ、寧昇は命を落としてしまいます。

金獅国では婚礼が近づき寧弈は帰国する事になり、鳳知微と辛い別れをするのでした。

天盛に帰国し、帝に報告に行った寧弈は、命令と違う行動をした事を帝から指摘されますが、それは帝の天下統一の考えを助けたと言い訳をします。帝は功績はあっても独断が過ぎると、謹慎を命じます。この時、凌英に合わせてもらいたいと頼みますが、却下されます。

館に帰る途中、寧斉から逃げてきたという孫弘を保護します。

心の整理がつかない鳳知微に、赫連錚は優しい３つの約束をします。

白頭崖を攻めて負けるという策を実行している大悦の晋思羽は、金獅国の要塞分布図を持って寝返ってきた赫連烈と会います。

金獅国宮殿で婚礼が行われていると、大悦の晋思羽が白頭崖に攻め込んできたという報告が入り、婚礼が中断します。

そして、赫連錚の代わりに鳳知微が出陣すると申し出ます。

５９話あらすじ

鳳知微は華瓊と共に出陣しますが、赫連烈を使った策で、白頭崖の門が破られてしまいます。

門の中に侵入した大悦の晋思羽の兵と激しく戦う鳳知微達でしたが、鳳知微は晋思羽に気を失わされてしまいます。

楚王府で凌英と合わせてもらえない事について第六皇子　楚王・寧弈達が話していると、第十皇子が寧昇が亡くなった事を伝えにやってきます。

寧弈は父帝に双生蠱を解毒するためにも、凌英と合わせて欲しいと手紙を書きます。

帝のもとに凌英が連れて来られ、寧弈が会いたがっているが、言ってはならぬ事を喋ったら誰かが死ぬと言います。その会話を月泠は盗み聞きしていました。

報告を受けた第七皇子　魏王・寧斉は、新しい企みを実行し始めます。

凌英が来るとうきうきと準備をする寧弈でしたが、凌英が来る途中で拉致されてしまいます。

孫弘の元に宗宸が来ていて、鳳知微が行方不明だと心配しますが、手を回してあるから死にはしないと孫弘は言います。

鳳知微は大悦 蒲城の部屋で目を覚まします。蒲城には女の捕虜が２人いるのですが晋思羽にはどちらが金獅王后　鳳知微なのかわからずにいました。そして、晋思羽 も父や兄との駆け引きを模索していました。

寧斉は韶寧公主に寧弈を倒すためと言って協力させ、韶寧公主に拉致した凌英に秘密を話せと迫らせます。しかしそれは単に韶寧公主を利用する為だけで、寧斉自身が弓を使って韶寧公主を殺してしまいます。

凌英を助けにきた寧弈は韶寧公主の亡骸を見つけますが、誰かの企みならもう間に合わないと　その後にきた顧衍に容疑者として捕まってしまいます。

帝の前に連れて来られた寧弈は、何も話す事はありませんと一切の弁明もしないのでした。

６０話あらすじ

第六皇子　楚王・寧弈は再び宗正寺に入れられる事になり、鳳知微が行方不明だという事も知らされます。

蒲城ではいまだに本物の鳳知微がわからない状態でした。そして、鳳知微と同室の佳栄という女は晋思羽の密偵でした。捕虜を殺すという脅しに鳳知微と華瓊が同時に『私が鳳知微！』と声をあげ、晋思羽の前に連れてこられます。

どちらが本物の王后かわからない晋思羽は、２人に５日間自由にしてよいから脱獄出来たら許してやると言います。

一方、宗正寺を脱走した寧弈は凌英と馬車で大悦に向かっていました。国境で凌英は都に戻ると騒ぎだします。なにか言えない秘密があるようでした。

寧弈が逃げ出した事を知った帝は激怒し、顧衍に寧弈がもし逆らったら切り捨てよと言うのでした。

寧弈の馬車に追いついた顧衍は都に戻るよう説得しますが、寧弈は今は義があるので戻れないと言います。

蒲城に着いた寧弈は、少しの間かくまって欲しいと言いますが、客間に通されると、そこには兵に囲まれた鳳知微と華瓊がいました。

３つ数えるうちにどちらが鳳知微か言わなくてはいけなくなり、カウントダウンが始まりますが、止めた瞬間に鳳知微の腕に矢が刺さってしまいます。矢が刺さった鳳知微に向かって寧弈は華瓊と呼び、その場を収めます。

感想

第七皇子　魏王・寧斉の腹黒さが際立った３話でした。帝位を狙う為とは言え、二兄寧昇も妹韶寧も殺してしまいました。こうなると、皇太子なんてかわいく見えてきちゃいます。

そんな、濡れ衣をどうして否定しないのか、寧弈の動きにどうして？と言いたくなりますが、顧衍が傷を負って帰ってきての報告や、辛子硯への捜査依頼などで、この先犯人が分かってくるのだと思うしかありませんよね。

前回の３話で私がはっきり確信の持てなかった寧弈の行動ですが、やはり帝の指示に反して、どうにか鳳知微を助けようとする、独断の行動だったんですね。

そして、鳳知微と結ばれる事は無いと諦めても、心配でならない寧弈の行動を見ていると辛くなります。

帝はどう思っているのか、雅楽に対しての一連の秘密が影響しての感情なのか、まだまだ謎が多いと思いました。

大成の残党達の動きにも目が離せませんが、今回は寧斉の悪行が酷過ぎて、寧斉が益々嫌いになる回でした・・・。

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