【鳳凰の飛翔】52話53話54話 簡単あらすじと感想
2018年9月Netflixで配信が始まった中国ドラマ【鳳凰の飛翔】が面白いです。
衣装、セットなども重厚で美しく豪華なこのドラマは、史実とは一切関係のない完全なフィクションで、天盛という架空の国のお話です。
第六皇子【楚王・寧弈】をチェン・クン、【鳳知微】をニー・ニーが演じていて、【寧弈】を演じるチェン・クンの不思議な魅力と、【鳳知微】ニー・ニーの中性的な雰囲気がなかなかいい感じです。観進むほどに、【寧弈】と【鳳知微】の魅力に引き込まれます。
52話あらすじ
皇帝から解放され夫人と出てきた辛子硯と会った第六皇子 楚王・寧弈に辛子硯は、鳳知微が疫病の根源なのだからよくよく考えて行動しなくてはいけないと言いますが、寧弈はもう手遅れだと去っていきます。
母達の葬儀を終えた鳳知微は宗宸から自分が長孫家の最後の皇子だという事と顧家の双子の片方が身代わりとなって死んだ事を聞きます。宗宸は寧弈は自分達には大敵なのだから殺すべきだと言いますが、鳳知微は寧弈を殺しても母達が生き返るわけでもないと自分の為に多くの人が犠牲になった事を苦痛に感じていました。
そして、大成の再興を願う宗宸でしたが秋明瓔から「知微の思いを尊重してあげて欲しい」と頼まれた事を思い出し、それ以上再興の話をすることを思いとどまります。
宮廷ではどんな罰も受けるが、家族は助けてほしいと言う秋尚奇に、皇帝は減刑し遠方への流刑を命じます。
鳳知微の処分について皇帝と話し合っていた辛子硯は、皇帝から鳳の名に改名させ、大成の長孫の名は終わらせるという辛子硯の策を採用しようと思っていると言われます。
宗正寺にいる第二皇子寧昇に会いに来た第七皇子 魏王・寧斉は常家の人達が皆、寧弈によって殺されたと伝えます。
怒って辛子硯に会おうとしない寧弈は、辛子硯を許せず、「自分は明君になる才徳など無いから、別の明君を探せ」と言います。しかし、自分が退けば太平になり、愛する人も救えると思っているのか?と問い詰められ、皇帝が鳳知微を大成の遺児として殺した方が良いという考えも持っている事を知ります。
皇帝に会いにいった寧弈は、鳳知微の命を助けて欲しいと頼みます。もし殺すと言ったら?と言う父帝に、その時は自分の身を害して双生蠱を発動させる(父帝の命を害す)と父を脅すのでした。父帝はそんなどこまでも愛する鳳知微を殺さないで欲しいと頼む息子に対し、命は助けるが、もし大成の遺児として血浮屠と結託した時には容赦なく殺すと言うのでした。
傷心の鳳知微は別人のように何日も沈んでいます。赫連錚は自分の想いを伝え、彼女を励まそうとおかしな踊りを踊ったりして、どうにか鳳知微の笑顔を呼び覚まします。しかし、そこに金獅国の王が死んだという知らせが届きます。
金獅国での不穏な動きを聞き、赫連錚は皇帝に会いにいきます。
53話あらすじ
皇帝に兵を借りたいと赫連錚は頼みます。名目無しには兵を貸す事は出来ないので、皇帝は公主を嫁にしたら貸しても良いと言います。実は裏で話を聞いている鳳知微が自分の意見を伝えていたのですが、自ら望んで金獅国に嫁ぐと発案していました。
皇帝は鳳知微の意見を入れて、彼女を皇帝の公主にし嫁がせるという事になります。
退出する鳳知微を皇帝が呼び止め、「寧弈に恨まれたくない」と言いうのでした。
鳳知微が寧弈に別れを告げ、家に戻ると赫連錚が来ていて、危険な国に連れていくのは心配だと皇帝に撤回してもらおうと話していました。そんな赫連錚に金獅国に行きたいのは自分の意思で、想い人が別にいてもいいかと赫連錚に言います。赫連錚はその想い人を忘れさせようと言うのでした。
皇帝と第七皇子 魏王・寧斉が楽しそうに歓談しているところに寧弈がやってきます。
その寧弈に皇帝は花嫁の護衛として金獅国に行き、赫連錚を殺せという命を出します。
宗宸は顧南衣にこれからはお前は血浮屠ではない完全に縁を断つ連絡も取らない、生涯、鳳知微を守って欲しいと命じられます。
そして、鳳知微は天盛の公主として金獅国に嫁ぐため出立するのでした。
皇帝と池を散策する寧斉は、寧弈の役目(赫連錚を殺す)を助け金獅国の朝廷を掌握するために赫連烈を味方に引き入れるという策を伝えます。そしてそのための蜜旨を出すよう皇帝から命じられます。
しかし、寧斉は蜜旨に寧弈を殺すようにという一文を彭ペイに加筆させます。
徐侍郎に愚痴をこぼしながら酒を飲む彭ペイに、徐は違う主人に仕える事になったのだからもう会うのは辞めようといい、高い志を持って出仕した彭ペイの現状を残念がります。そして、寧弈を殺すように描かれた蜜旨が金獅国に向かった事を知ります。
子が出来た事を喜ぶ辛子硯夫婦のところに、寧弈の命が危ないと徐侍郎が伝えに来ます。辛子硯は自ら蜜旨を阻止するために出かけていきます。
54話 あらすじ
寧弈が落馬し怪我をしたと連絡が入り、鳳知微は寧弈の車に見舞いに行きます。ひと時の穏やかな時間を過ごすものの、お互いの生まれを恨むのでした。
辛子硯は蜜旨を阻止するために出かけますが、間に合いませんでした。
国境で鳳知微は赫連錚から国情を聞き、顧南衣に先回りして調べさせます。
一方、寧弈は怪我が重く養生するために後から向かうと嘘を付き、馬でどこかに向かいます。
辛子硯は宮廷の帝に、それとなく第七皇子 魏王・寧斉が臣下と親しく会っているという事を伝えます。その話を受けて、帝は顧衍に皇子たちの動きを報告させます。
寧弈は大悦の蒲城にやってきますが、安王 晋思羽は寧弈の真意を探るために部下と入れ替わって会う事にします。しかし、すぐに寧弈に見抜かれてしまいます。
皇帝は顧衍から寧斉と係っている臣下が彭ペイだという事を聞きます。
寧弈を守るため援軍を送るよう進言しに来た辛子硯は、皇帝の話す事を盗み聞きしている内侍を見つけ趙淵に注意を向けさせます。そして、顧衍にも、寧斉をけん制し監視をするよう伝えます。
寧斉は内侍が捕まるところに遭遇し、そのうえ皇帝に謁見を断られ、皇帝から嫌われたのかと心配になりだします。
寧弈は蒲城の重装備な城内の様子を案内され観て歩きます。そして、大悦の第二皇子である安王晋思羽に、皇太子や父に対しての不満を利用する策を持ち掛けます。城内で知った香り(母の香り?)をさせた裁縫師の女と出会います。
感想
この3話で、新しい局面に入りましたし、皇帝の冷徹ぶりが垣間見える回でしたね。
鳳知微を金獅国に嫁に出す事も、自分で決めさせたようで、実は皇帝の考えだったという事でしょうか。寧弈に赫連錚を殺せと命じるのも、隣の国との闘いに勝つ事が目的。すごい人です。
鳳知微が泣く泣く決断する、金獅国行きも天盛にいて何か問題が起こったら寧弈に迷惑をかけるという寧弈の事を思ってなんですよね。天盛にいたくない気持ちと寧弈と別れなければいけない気持ちがなんとも、かわいそうです。
寧弈も自分の立場をわきまえた上でも、鳳知微をどうにか救おうと奮闘するわけで、そのあたりでは父帝も気持ちはわかってくれているって感じでしたね。
54話の最後では、新に寧弈が動きだし、敵対する国の王家の事情を踏まえ策を提案していましたが、これから先は国と国を巻き込んだお話になっていくという事でしょうか。
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