【鳳凰の飛翔】２５話２６話２７話 　簡単あらすじと感想　

２０１８年９月Netflixで配信が始まった中国ドラマ【鳳凰の飛翔】のあらすじと感想です。

衣装、セットなども重厚で美しく豪華なこのドラマは、史実とは一切関係のない完全なフィクションで、天盛という架空の国のお話です。

第六皇子【楚王・寧弈】をチェン・クン、【鳳知微】をニー・ニーが演じていて、【寧弈】を演じるチェン・クンの不思議な魅力と、【鳳知微】ニー・ニーの中性的な雰囲気がなかなかいい感じです。

観進むほどに、【寧弈】と【鳳知微】の魅力に引き込まれます。

２４話では韶寧公主は鳳知微を囮にして寧弈を殺そうとし、鳳知微を縛り上げた暗い楼閣に寧弈をおびき出します。

２５話あらすじ

暗闇の楼閣で危機を脱した寧弈は鳳知微を組み敷いていることに気が付き、しばしの時、彼女の存在を近く感じるのでした。

韶寧公主は魏知（鳳知微）を呼びつけ、敵なのか友なのか聞きますが、魏知（鳳知微）はただ青溟院に行かなければ良かったと答えます。韶寧公主はいっそう寧弈への敵意を募らせるのでした。

第七皇子　寧斉が帰京し、承明殿に参内します。寧斉は妻を連れ、母王氏を訪ね再会を喜びますが、母から皇子達の後継者争いがある事を知らせれます。

承明殿での朝議で、大悦との国境付近での馬市の事が話題となり、帰京したばかりの第七皇子　寧斉にも意見を求められ、馬市に問題があると発言します。その対処を問う皇帝に、魏知（鳳知微）は馬ではなく羊を使う策を提案し、採用されます。閔海の羊を調達することになり燕懐石は魏知（鳳知微）に感謝するのでした。

楚府では寧弈に姚英達が承明殿での朝議の報告をし、魏知の策が通った事や閔海に対する対抗策を話し合っていました。

第二皇子　燕王・寧昇の館を訪れた寧斉は、帝のお気に入りである魏知（鳳知微）の名は聞いた事がなかったという寧昇の話を聞き、宴を開く事にします。その宴で魏知は寧昇から羊の策が結果的に閔海（常家）の繁栄につながると言われます。

２６話あらすじ

皇帝のお気に入りとなった魏知（鳳知微）は、皇帝から意見を求められるようになっています。そこに、姚丞相（姚英）と彭尚書が閔海に赴任していた林任奇一家が海賊に殺され、海賊の首領が逃げているとの報告が入ります。（林任奇は姚英の知人でもあり先日協力を頼んだ人物）

この一件は林任奇が常家の不正の証拠を掴んだために殺され、その証拠を逃亡している陳紹（海賊の首領）が掴んでいるという事だったのです。

陳紹（海賊の首領）達は林任奇の証拠品を使って常家を倒そうとしていました。都に入った陳紹達は大臣達の家に林任奇の重要な証拠品を持っているから、命を助けるという証書を持ってくるようにという投げ文を入れていましたが、彭尚書の兵に襲われてしまいます。

朝廷でその件を協議した結果、魏知（鳳知微）が免死の証書を届ける役となります。

寧弈は御史台となって、常家と彭尚書の力をけん制すると辛子硯に言うのですが、御史台になると皇太子にはなれない法があると反対されます。しかし、寧弈は大成が建国した６００年前の地図を広げ、自分の夢は天下を統一する事だと辛子硯に言うのでした。

魏知（鳳知微）が陳紹との取引の場に行くと、現れた賊は陳紹の部下で、弓矢で殺されてしまいます。

魏知（鳳知微）は使われた矢の矢柄の模様を書き残していると、第六皇子　楚王・寧弈がやってきます。怪我をした鳳知微に朝堂にいる意味を聞くと、鳳知微は青溟院で感じた博学でも登用されない平凡な家の者、代わりに常家が選んだ役人の無気力な事を言い。「派閥や貴賤の別がいつになったら朝堂から消えるのか」と逆に問います。

「人の地位で対応を変えてはならぬ、さもなくば、国力を強め侵略を免れる事はできぬ」という寧弈の姿を見た鳳知微は「殿下の心の輝きを今日初めて見ました」と言うのでした。

２７話あらすじ

第六皇子　楚王・寧弈は父帝に自ら御史台となり、「複雑に絡み合う糸も一刀両断にし、憎まれ者になり皇帝を助けます」と言うのでした。

秋明瓔は鳳知微が男装をし官史になった事を心配し、宗宸に相談します。しかし、宗宸は大成の再興のためには、この事も転機になるのではと言いますが、鳳知微は自分の娘ではないが、娘のように心配していると言います。

母に会いに行った、鳳知微は官史を辞めるよう言われますが、言い合いになり魏知など知らないと追い返されます。

御史台となった寧弈は、今までに何も問題が無かったように報告されている事を彭尚書に問い詰め、対立姿勢が明確になります。そして陳紹を捜し出す策を思いつきます。

相談もなしに御史台になった事を辛子硯は怒り、後継者になれなくなったのに常家を倒す事を急いでも仕方ないと意見します。そんな辛子硯に寧弈は協力を頼み、矢の出どころを掴みます。

皇帝は予告なく王才人の所に行き、後ろ盾も無くつつましく皇帝のみを想う王才人の姿に癒され。自分の所に来ず、王才人の所に行った事を知った常貴妃は怒るのでした。

寧弈は寧斉が矢を放たせたと確信し、寧斉に会い、王氏の匂い袋を使った寧昇の指示だった事を突きとめます。

顧南衣を女装させ、自分も女の姿になって鳳知微は秋府に向かい、同じころ、他国の一行が天盛にやってきます。

感想

寧弈と鳳知微の暗闇の場面から始まって、直接的では無い表現によりドキドキさせられました。その後も、寧弈がその時を思い出してうっとりする様子など、お互いにその時の事を意識しあって距離が縮まりましたね。

そして、新しい登場人物、第七皇子　寧斉が帰京しました。周りの状況を探りながらの行動で、今はひとえに保身に回っていますね。これからどんな立ち位置になるのかまだまだわかりません。

この３話で、寧弈の志がはっきりと見えてきました。

そして、鳳知微が秋明瓔の実の娘でない事もはっきりしました。大成の遺児というのが鳳知微で（予告などで告知されてはいましたが・・・）、再興を願う人達の希望だという事もわかり、秋明瓔はとにかく官史を辞めさせなければ、さらに危険になると心配しているのが良くわかりました。

この段階で鳳知微に本当の事を伝えたらどうなるのかと考えてみると、鳳知微が苦しめられるだけになるのをやはり心配して言わないわけで、できれば何事も無く過ごして欲しいと思っている母親の思いなのだと感じました。

これから先の寧弈と鳳知微、二人の運命が多難で無い事を祈りたくなりました。

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