【鳳凰の飛翔】1話、2話、3話、簡単あらすじと感想
2018年9月Netflixで配信が始まった中国ドラマ【鳳凰の飛翔】が面白いです。
衣装、セットなども重厚で美しく豪華なこのドラマは、史実とは一切関係のない完全なフィクションで、天盛という架空の国のお話です。
第六皇子【寧弈】をチェン・クン、【鳳知微】をニー・ニーが演じていて、【寧弈】を演じるチェン・クンの不思議な魅力と、【鳳知微】ニー・ニーの中性的な雰囲気がなかなかいい感じです。観進むほどに、【寧弈】と【鳳知微】の魅力に引き込まれます。
こちらのドラマは、本国で配信された際には全70話のノーカットバージョンと56話のカットされたバージョンがあったようです。現状どちらのバージョンで配信されるのか明確なアナウンスはありませんが、現在見ていた感じだと、Netflixで配信されているのはノーカットの70話バージョンのように見受けられます。
既に配信済みの1話から3話づつ随時書いていきます。
1話あらすじ
皇帝の政策失敗で乱れてしまった大成王朝を閔海候だった寧世征が決起して倒し、新しく国を起こし天盛帝となってから18年たったところからお話が始まります。この、建国と皇太子擁立のエピソードが過去の映像と主人公第六皇子、寧弈の記憶と夢で再現されます。
朝廷では国内に疫病が発生したことについて話し合われていて、疫病の蔓延を抑えた功績で宗正寺に収監されていた第六皇子寧弈が大赦されます。
大赦された寧弈は早速、宮殿の皇帝である父に会いに行きますが、酔っていて体調を崩してしまったので会わずに帰ります。皇帝は『激しい嵐が到来する』と寧弈が釈放されたことで起こる嵐を予見しています。
そのころ、皇太子邸では第二皇子寧昇と第五皇子寧研の常家派が寧弈が大赦してきた事に憂慮する話をしています。そして、なにやらきな臭い話も相談していました。
そして、寧弈が許されて初めての朝議では、それぞれが他の皇子の徳を称える、褒め言葉が飛び交っていました。皇帝の前に初めて呼び出された第六皇子寧弈は、おどおどとした態度をとりながらも、「今飛び交っていた妄言を言えるような立場ではない」と言ってのけ、皇帝がくれるという褒美についても、投獄されていた時の織職人を欲しいとだけ言います。
その朝議後、皇帝は第六皇子寧弈がたった8年投獄されていただけで、丸くなるような【タマ】ではないといいます。寧弈が【1本の釘】になることで自分の策の駒として働かせたい考えを部下趙淵に話します。そして、寧弈を守るために秋家との縁談を命じます。
縁談を持ち込まれた秋家では、あまり嬉しくない縁談話に困ってしまいます。娘を嫁に出したくない妻は秋家に居候している姪の鳳知微の誕生日を朝廷に報告してしまいます。
裁縫師をしている第六皇子寧弈のもとに、辛子硯が服を注文しに現れますが、それは表面上の演技で二人の密談の場でした。実は辛子硯は汚名を着せられ殺されてしまった第三皇子の命で第六皇子寧弈を明君にすべく密かに動いていたのでした。
一方、秋家では秋尚奇の姪であるヒロイン鳳知微が男装をして私塾に出かけようとしていますが、そろそろやめた方が良いと母の秋明瓔に窘められていました。
2話あらすじ
届けられた婚礼の結納品を前にヒロイン鳳知微の家族の置かれた立場の不安定さが漂います。
秋家の催す宴に呼ばれた妓楼蘭香院の芸妓、珠茵は鳳知微と出会い親しくなります。
金羽衛の門前に死体が吊るされ、血浮屠の仕業という証拠が残されていました。でも、それは皇太子の座を狙う者のやった事に辛子硯が証拠を仕込んだ事でした。
第二皇子も第五皇子もそれぞれに思惑があるのですが、特に第五皇子寧研は皇太子に不満を感じているのでした。
皇太子にも金羽衛の者を殺したのが血浮屠らしいという話が届いて、元血浮屠で離反者の顧衍将軍と皇太子側の振りをしている辛子硯が罠ではないかと話し、それには寧弈が絡んでいるのではと警戒し始めます。
弟鳳晧の拾った珠茵のかんざしを返しに妓楼蘭香院に行った鳳知微は、裁縫師として来ていた第六皇子 楚王・寧弈に合います。裁縫師の寧弈に本人の事を聞く鳳知微(秋家の娘だと思っている)を寧弈は面白く感じるのでした。
鳳知微と仲の悪い秋家の側室第五夫人は正室に彼女たちがこの家に居候することになった経緯を思い出させます。
秋明瓔は私塾の宗先生に鳳知微のこの先について相談しにいきます。複雑な何かがあることをうかがわせます。
鳳知微は妓楼蘭香院に行き、楚王府(寧弈の屋敷)で行われる宴会に忍び込みます。
3話あらすじ
楚王府(寧弈の屋敷)に忍び込んだ鳳知微は、裁縫師だと嘘をつく寧弈に重大な話があるから楚王殿下に合わせて欲しいと頼みます。寧弈は合わせると言いつつ、池の中に建つ楼閣に鳳知微を閉じ込め待っているようにさせます。
三人の兄達を寧弈は酒に酔った振りをして接待します。
そんな時、暗くなり一人池の中の楼閣に置き去りにされた鳳知微はしびれを切らし、池に飛び込みます。その騒ぎを寧弈は刺客かもしれないと言ってごまかし、宴が再開されるのですが、血浮屠の事で3人の兄達の雰囲気が険悪になってしまいます。
さらに、寧弈は泥酔した振りをして皇太子の弱みを突く発言をし、その場から連れ出されます。その隙に水から上がった鳳知微の様子を見に行きます。
鳳知微を着替えさせ、自らの正体を明かした寧弈と鳳知微は、お互いに才気の優れた人物であることを認識します。
同じ頃、秋家では第五夫人の策略で心配になった秋明瓔が兄秋尚奇のもとを訪ねていました。そこで、鳳知微姉弟の出生の秘密が語られます。
宴の最後に寧弈は薬を飲み、血を吐いて倒れます。宮殿でも帝が突然血を吐き、寧弈の命が危ないと趙淵に医師を連れていくよう命じます。この時、過去の映像で帝と寧弈には母が同じ症状の出る呪いを掛けていた事が映されます。
家に戻った鳳知微は寧弈に好意を感じ始めていたものの、母秋明瓔から、絶対に楚王寧弈とは結婚しないと約束させられます。
感想
とにかくここまででは主人公楚王寧弈はしたたかな人という印象。そして幼少期から父の皇帝から目を掛けられていたのだろうと想像できます。そんなちょっと癖のある人物を陳坤(チェン・クン)が少し大げさなほどにはっきりわかる演技をしています。
でもそんな楚王寧弈がなかなか素敵で、鳳知微に対しての振舞いはみごとにツンデレ?そこがまた面白い。
3話までに少しづつ過去の事が映像で映し出され、見えてきていますが、まだまだ謎がありそうです。
皇太子側の皇子達も一つではないという状況で、それぞれに野心が見え隠れしています。
皇帝が寧弈の行動を密かに応援している感じがいいです。初めて観た時にははっきり分からなかったそんな行動がこれを書くために何度か観てやっと確信しました(汗)
それにしても、陳坤(チェン・クン)演ずる主人公の寧弈が不思議な魅力を放っていて、このドラマに引き付けられていることは確か。
俳優さん達の演技も安っぽさがなくていいです。
他にも、少しひかえた色味の衣装と華やかな衣装とのバランスも良くて上品。映像も映画並みですし、セットの豪華さは凄い!とにかく重厚なつくりのドラマです。
3話の最後で鳳知微が母親に寧弈とは結婚しないと約束させられるところはなんだか可哀そう。好意を持ち始めたところだったのにね・・・。
【鳳凰の飛翔】Netflxオリジナルの中国架空歴史ドラマが面白い!
【鳳凰の飛翔】最終話まで観終わりました!すぐに語りたい感想(ネタバレあり)
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