【ネットでお庭散策】第4回 扉や門をくぐると別世界なイギリスの庭
イングリッシュガーデンを訪ねると、まるで秘密の花園のような世界に出会います。2014年のガーデンツアーでも沢山のそういったお庭を観てくることができました。
今回は庭の空間を仕切り 劇的な印象を作っている花園の入り口や門に焦点を当ててご紹介します。
ここは本当に秘密の花園でした
まずは、冒頭の写真の入り口があったモティスフォント・アビー・ガーデンをご案内します。
このガーデンは修道院だった場所をオールドローズの収集家がお庭として改造しました。旅行者は敷地の裏というような駐車場から、広い敷地を歩いて、お庭に向かいます。途中には湧き水の泉や修道院の建物があります。
広々とした敷地はまるで公園
まさにこの場所の右手に秘密の花園という印象の入り口があります。
入口の奥にはポール仕立てのバラがあり、緑の高い生垣で先が見えないように作られています。
入口を入り左に曲がるとローズガーデン。
その先にまた大きなレンガの入り口があります。
入口を入る度に、違った雰囲気の庭が広がっているのです。
緑広がる空間から、バラの香りに満ちた花園という別世界がありました。
わくわくするような楽しい入口
広大な敷地を思うがままに区切りながら庭を広げていったヒドコット・マナー・ガーデンの、仕切り門は本当に様々な形をしています。
いちいなどを使った生垣を面白い形にカットしているのが印象的。
一般客は通れないあの先はどうなっているのか?気になりますよね。
大きなボーダーガーデンと芝の道の先に門柱や壁のような生垣
この道を進んだ生垣の先にはこんな景色が広がっています。
上の芝道の三角屋根は片方が別のエリアへの入り口になっています。
とにかく、わぁ~!と歓声をあげたくなるような仕掛けが隠されていました。
シシングハースト・キャッスルガーデンの円形ガーデンも、迷路のような生垣の間を歩いた先にありました。
4つの入り口はそれぞれ違った庭へいざなってくれる場所なのです。
デビッド・オースチンのルネサンスガーデンは暗いパーゴラをくぐった先にありました。
途中にあった、立ち入り禁止の入り口もパーゴラと白い門で仕切られていて、その奥にもつるバラに覆われた小さなドアが見えます。
大きな庭の小さな入口には、その先に行ってみたくなる魔法が掛かっていました。
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