【ネットでお庭散策】第2回イングリッシュガーデンと言えばボーダーガーデン!自然で美しい!
公開日:
:
最終更新日:2022/05/02
イングリッシュガーデン, 園芸 イギリス, ネットでお庭散策, ボーダーガーデン
イングリッシュガーデンと言ったら何と言っても【ボーダーガーデン】が特徴です。2014年にイギリスのガーデンで写してきた写真を再編集してご紹介します。
第2回はボーダーガーデン
上の写真は【モティスフォント・アビー・ガーデン】。
高いレンガの壁に囲まれた大きな部屋(コーナー)が3つの構造です。広すぎて壁が見えませんが、砂利道に沿ってボーダーガーデンが作られています。
同じ【モティスフォント・アビー・ガーデン】でも別の部屋で道が芝になっているところ↓
【ボーダーガーデン】では道の縁近くは背の低い植物、後ろに向かって段々と背の高い植物になるよう植えられています。
同じように芝道ですが、【モティスフォント・アビー・ガーデン】のように広くない、個人庭園でもこんな風↓にボーダーガーデンが作られていました。
このお宅の庭は馬の練習ができるスペースだった所を、お庭に改造したとの事。
細長い場所を緑の壁(トピアリー)で仕切って使っています。
反対を向くとH氏の家が見えます。
芝の道の隣にはもう一本、砂利の道でボーダーガーデンがつくられていました。
右手が砂利道、左手に芝道があります↓
同じボーダーガーデンでも、とてつもない大きさの【ヒドコート・ガーデン】↓は個人の持ち物だったとは思えない広さなので、ボーダーの植物も桁違い!
トピアリーと人の大きさを比較して観て下さい。
なので、手前の花も大きめです。
ここの庭も大きく20もの部屋に分かれて作られているので、全く雰囲気の違うボーダーガーデンもあります。
下の写真は敷地を東西に走る大きな芝道と、赤い花のボーダーになっています。
【ヒドコート・ガーデン】は個人所有だったのをナショナルトラストが引き継ぎ管理していますが、
同じように個人所有だったのを現在はナショナルトラストが管理している、【シシングハースト・キャッスル・ガーデン】のボーダーはこんな感じです。
左の高い植物の後ろにはレンガの壁があります。
植木の前にデルフィニュームなどの背の高い植物が植えられ、順に背の低い植物となっています↑。
この植え方を紹介したジーキル女史は、壁の高さと植栽の幅を同じにすると良いとしたそうです。
どちらにしても、広ーいスペースがあっての庭です。
壁とボーダーの幅の関係が良くわかるのは前回ご紹介した、【モティスフォント・アビー・ガーデン】の、このスペース↓。
冒頭の写真と同じ【モティスフォント・アビー・ガーデン】の別の部屋ですが、道との仕切りにボックスウッドというツゲの一種を使っているので、全く違うガーデンに見えます。
少し現実的な雰囲気の庭では、今でも個人所有で有名な【キフツゲート・コート・ガーデン】のボーダーガーデン↓
コッツウォルズの丘の上にあるこのお庭は敷地の形状を活かして女性三代の所有者が少しずつ変化させながら、美しさを保っています。
上の写真の左側には一段下がった場所に砂利道のボーダーガーデンが作られています。
さて、最後にご紹介するのはガーデンデザイナーだったローズマリー・ベレーの私邸。現在はホテルになっている【バーンズリーハウス】のボーダーガーデン。
ホテルという事もあり、手入れが行き届いた爽やかな印象のお庭です。
ほとんどが芝の道ですが、建物周りは石畳になっていました。
芝の美しさが花を引き立てていると感じます。
どちらのお庭でも、花壇スペースと道のスペースにはしっかり境界が引かれていて、芝だけの場合でも、芝はきっちり切られていました。
縁に石を入れている所もありましたが、すぐ土という方が多かったように思います。
これだけスッキリ、ボーダーの道をつくるのには相当な手入れが必要なのではないでしょうか。
こちらでご紹介したイングリッシュガーデン
【英国イングリッシュガーデンの旅】 モティスフォント・アビー・ガーデン
【英国イングリッシュガーデンの旅】キフツゲート・コート・ガーデン1
【英国イングリッシュガーデンの旅】 デビッド・オースチン ガーデンセンター
関連記事
-
-
【芝に目土】を入れて1ヶ月、芝が再生してきました!雑草の予防にも効果が期待されます
我が家の芝はすでに何回か張替えをしていて、今の芝は3年前に張替えたものです。昨年夏の終わり、芝を少し
-
-
【カイズカイブキ】墓地の生垣の剪定をしてきました
墓地の生垣(カイズカイブキ)の剪定をしてきました。 祖父が昭和の初めに植えて90年から80年は
-
-
【5月の庭】今年はクレマチスとバラの新顔が綺麗です!
バラとクレマチスが咲いて、庭が華やかな季節になりました。今年一番目を引くのが、この藤色のクレマチス。
-
-
折り紙の箱を作ってフラワーアレンジしてみました(作り方)
チョコです! 今日は今月のレッスン教材、手作りの紙の箱を花器に使ってのフラワーアレンジを自宅の
-
-
懐かしい人達と過ごした時を思い出す癒しの花達が咲きました!
今年も父を思い出す花が咲く季節になりました。38年前に亡くなった父。その父が元気だった頃、毎年5月の
-
-
テーブルで楽しむ【多肉植物】の簡単寄せ植え(作り方)
観葉植物として最近人気の エアープランツや多肉植物は手軽に室内で楽しむ事ができます。 場所もとらず手
-
-
【第4回】イングリッシュガーデンの旅 美しい村バイブリー
イギリスでの2泊目 朝ウインチェスターを出発してコッツウォルズ地方に入りました。予定のバーンズリ
-
-
【第11回】英国イングリシュガーデンの旅 おとぎの国の村チッピングカムデン
コッツウオルズの観光名所に茅葺屋根の町並みチッピングカムデンとローマ時代から栄えていた羊毛の街ボート
-
-
【グリーンカーテン】山ぶどうと朝顔、今年のぶどうはヒヨドリのご馳走に!
今年のグリーンカテン、今日の様子はこんな感じです。山ぶどうも昨年は今頃ぶどうの実を収穫したのですが、
-
-
5月26日花菜ガーデン行ってきました!バラ開花時期2度目です!
チョコです! 今年のバラのシーズン2度目の来訪です! じつは今回が元々計画していた日なんです。1