【ネットでお庭散策】第1回イギリスの庭の薔薇
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最終更新日:2022/05/02
イングリッシュガーデン, 園芸 イギリス, ネットでお庭散策, バラ
外出自粛で家にいなくてはいけない毎日。少しでも爽やかな気分になれたらと2014年6月にイギリスの庭を巡った時の写真を再編集してみました。
沢山撮影してきた写真も、ブログにのせるために没にしたものや、アップにして観た方が美しいものがあります。視点を少し変えてご紹介していきます。
第一回は本場イギリスの庭での【バラ】に焦点を当てます。
イングリッシュローズのDAVID AUSTIN ROSES
【イングリッシュローズ】の育苗家でイギリスでも有名な【デビッド・オースチン氏】のガーデンセンターからご紹介。
バラの中でもイングリッシュローズと呼べるのはこのオースチン氏の作ったモダンローズとオールドローズを掛け合わせたものだけ。ハイブリッド・ティーとは違った香りと花弁の多さが特徴です。
ここのお庭は、お花の見本としてのローズガーデンに作られているのですが、とにかくパーゴラが綺麗!
たっぷりとした房咲きの花や大きな花があふれるようにトンネルを作っています。
お庭にパーゴラはバラの庭の憧れ。
こんな庭の入り口があったら素敵ですね!
こういった仕立て方でこれだけの規模のものは日本ではなかなか見られません。
下のパーゴラは生育途中な感じですが、奥までずっとバラが続いています。
アップで
とにかく、バラの香りであふれていました。
ちょうど、写真撮影中だった、園芸家の方とオースチン氏
石やレンガの壁につるバラが似合う
イングリッシュガーデンの古いタイプの大規模な庭ではレンガなどを使って庭を仕切っているところが多く見うけられます。
その仕切りの壁を使った【つるバラ】が目をひきます。
広い敷地の中に秘密の花園のように作られている【モティスフォント・アビー・ガーデン】。
【ローズマナーホテル】の壁
【バーンズリー・ハウス(ホテル)】の庭の仕切り壁
ここは造園で有名だったローズマリー・ベレー氏の私邸で、色数を控えたすっきりとしたお庭らしい、白のバラ。
コッツウォルズの【キフツゲート・コート・ガーデン】でも、これとにた白いバラが壁を飾っていました。ちなみに有名なキフツゲートローズはもっと野性味あふれるバラです。こちらでご紹介。
こういった古いガーデンでは白い一重のバラが多く使われていたというのが印象に残っています。
新しく改良されたバラで、私のお気に入りはこの【デビッド・オースチン】のガーデンのつるバラ
優しいイエローで、他の花と上手に共存してくれる色味です。品種はザ・ピルグリム
庭のメインとしてバラを選んでいるガーデンと、その他の草花をメインにしているかで、配置や色味の選択が違っています。
そういう意味では、イギリスの古い時代の庭ではバラは素材として他の植物と一緒でも大丈夫な種類が選ばれているのではないでしょうか。バラとその他の草花では手入れの手間のかかり方が違うという事だと思います。バラを多く植えたい場合はバラを中心に考えた植え方が必要なんですよね。
モティスフォント・アビー・ガーデンでもバラは入口近くにローズガーデンとして独立したスタイルで植えられていました。
奥のオールドスタイルのガーデンでは見られない、パステル調でまとめられています。
ご紹介したそれぞれのガーデンをこちらに書いています。
【英国イングリッシュガーデンの旅】 モティスフォント・アビー・ガーデン
【英国イングリッシュガーデンの旅】キフツゲート・コート・ガーデン1
【英国イングリッシュガーデンの旅】 デビッド・オースチン ガーデンセンター
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