【フラワーアレンジメント】葉物(グリーン)の上手な使い方講座2【玉しだ】
公開日:
:
最終更新日:2016/06/28
フラワーアレンジメント タマシダ, 作品例, 使い方, 葉物
フラワーアレンジメントでは花がメインといっても、葉物の選び方と使い方で雰囲気が随分と違ってきます。基本的な材料をどんな風に使っているか、作品例を使ってご紹介します。今回は玉しだ。
タマシダ(玉しだ)
明るい葉色と真っ直ぐな姿でとても使いやすい材料です。花屋さんに置かれている可能性の高い材料のひとつで、レザーファンより明るく初心者がアレンジする時に特に使いやすい材料です。1枚 20円程度です。
上の写真の様な少し自然で短いもの、これの1.5倍はあるようなしっかり真っ直ぐしたものもあります。どちらも使い勝手は同じです。1本そのままの長さから、2~3分割して使います。分割した場合は先端が三角になるようカットして使います。
決まった場所に入れる事の多い初心者にはとても使いやすく、おすすめの材料です。
下の写真はダイヤモンド型のテーブルアレンジ。基本バターンのレッスンでの写真です。
タマシダでもしっかり形(ダイヤモンド型)を作っています。グリーンは他にアスパラミリオンを使って隙間をうめるように入れ、同時に柔らかい雰囲気を作っています。
分割して先端を切った材料は硬く強い表情になるので、なるべく目立たないところに少し短めに入れるのがコツです。
下の写真もトライアングルをレッスンした生徒さんの作品。入れる場所がある程度はっきりと分かる均等な入れ方でタマシダだけでもトライアングルな形に入れています。
少し慣れてきたら
玉しだの葉のかわいい先端部分を活かした入れ方もぜひ試してみてください。小さくくるっと巻いている部分が目立つ短い入れ方をした個展での作品。この作品ではアイビーやクラマゴケといった自然な雰囲気を持つグリーン材料と一緒にアレンジしています。
一箇所に2~3本づつまとめて、部分ごとに放射状に入れると素敵です。
自然で、明るい雰囲気をつくる材料として使う
この葉の特徴は葉の色が明るい事。春先のデザインで優しい雰囲気を出したいときに重宝します。
下の2つの作品はどちらも籠を使ったバスケットアレンジ。たっぷり花があふれている明るい雰囲気作りに一役買っています。
たとえば、上の2作品をタマシダではなくレザーファンを使ったと想像してみてください。一気に暗くなって、春らしい優しい雰囲気は減ってしまいます。
材料によって、本当に雰囲気が変わってしまいます。花が主役でも、葉の持つ力も大きい事が分かっていただけるかと思います。
葉物全般についてのご紹介はこちら フラワーアレンジに使いやすい葉物(グリーン)基本素材と使い方
レザーファンなどの作品使用例はこちら 葉物(グリーン)の上手な使い方1、レザーファン 3、ナルコユリ 4、ユーカリ 5、アスパラミリオン 6、ドラセナ
関連記事
-
【水彩画教室作品展】本郷台リリスに花装飾してきました!
5月9日から本郷台リリスのギャラリーで開催中の【水彩画教室作品展】に花装飾してきました。今年は母の日
-
【ラクスル】お教室案内のチラシを注文してみた!
水彩画教室を主宰する友人から、お教室の案内を置いた方が良いという助言を受け、チラシを作る
-
おすすめ動画 フラワーアレンジ基本パターン 海外編2 トライアングル
海外フラワーアレンジ動画 TSFAの基本スタイルをご紹介する2回目今回は基本も基本のトライアングルス
-
【フラワーアレンジメント】フルーツコンポートを使ったテーブルアレンジ
今月はフルーツなどの盛り合わせに使うコンポートを使ったテーブルアレンジをレッスンしました。器の上面の
-
【花装飾】水彩画作品展、今回は山手234番館に洋風アレンジしてきました
昨日は午後に作品の搬入をしてきました。今回は洋風アレンジという事もあり、前日に2作品、当日午前に1作
-
【プリザーブドフラワー】ハロウィン気分の作品作ってみました!
今回の絵画作品展装飾に向けて、プリザーブドフラワーの作品を作る事にしました。季節は折しもハロウィンの
-
【フラワーアレンジメント】秋の景色をガーデンスタイルで!2
今月はガーデンスタイルで秋の景色のイメージを表現するレッスン。前回の辻堂とは1週遅れのレッスンとい
-
【水彩画教室作品展】花装飾 今回は初夏の花で予定しています!ぜひお越しください!
昨年中止となった友人の【水彩画教室作品展】が5月11日から開催し、今回も会場の【花装飾】をします。今
-
【クリスマス企業催事講習会】46名でドアスワッグを作りました!
12月の恒例になっている企業の催事講習会が終わりました。10月から準備を始めて2か月。今年は早めに準
-
【ドライフラワー】薔薇を使ったバスケットアレンジ(作り方)
生の花では綺麗に観れる時期は限られてしまいます。生花だと1週間も難しいというのが現実。その