【ザ・キング 永遠の君主】Netflix最終話16話 あらすじと最終話まで観た感想
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最終更新日:2021/02/17
ドラマ, 韓国ドラマ NETFLIX, ザ・キング永遠の君主
Netflixで2020年4月から始まった韓国ドラマ【ザ・キング 永遠の君主】16話最終話が配信されました。
このお話、皇帝が支配する国の1994年からお話がスタートするのですが、皇帝だった父親が伯父に暗殺され、自分の命を救ってくれた人の落としたIDカードの女性を探し続けて25年、立派な皇帝に成長した主人公イ・ゴンをイ・ミンホが。
もう一つの世界で刑事をしているチョン・テウルをキム・ゴウンが演じています。
これまでの悲しい状況を立て直す為に、どうしてももう一度謀反の時に行き、イ・リムを倒さなければいけないと決断します。それは、それぞれが自分の過去や愛する人を忘れてしまう覚悟をするという事なのです。
最終話は沢山の事が起こって分かり難い事もあり、ドラマの時系列に沿ってすこし丁寧に書きました。
あらすじ
テウルの帰りを心配する父に、ルナは張り込みで帰れないとメールします。
イ・ゴンとチョ・ヨンは帝国側から。チョン・テウルとイ・リムは大韓民国側から門に入ります。
なるべく起こった事を変えないように行動しようと思うイ・ゴンでしたが、ヨンはイ・ゴンを守るため謀反の時の天尊庫に向かいます。
8歳のイ・ゴンが剣を持ちイ・リムと対峙しますが先に手下に銃口を向けられてしまいます。その時天井に撃った銃弾でガラスが落ち、そのガラスでイ・リムは手に怪我をし笛を落とします。銃撃戦になりますが、結局イ・リムに笛を奪われ逃げられてしまいます。
0と1の間の空間で対峙する、イ・リムとテウルでしたが、イ・リムの半分の萬波息笛が消え、完全系の萬波息笛が自分の手に入ったとイ・リムは言います。
カン・シンジェ(ヒョンミン)は母に本当のシンジェを合わせます。
イ・リムに完全系の萬波息笛が渡ったと感じ、テウルは銃を撃ちますが、全く動きません。動揺するテウルにイ・リムが襲い掛かろうとした瞬間、時間が動きイ・リムはテウルの銃弾に倒れるのでした。
同じ頃、竹藪の門の前でイ・ゴンはイ・リムを四寅剣で打ち首にします。
ヨーヨーの少年は糸が切れなかったと言い、大人の姿になります。そして扉が閉まり記憶だけが残るだろうと。さらに、見守るべきか切るべきかと言います。
目の前のイ・リムが消滅した事でテウルはイ・ゴンが成功したとわかり、二度とイ・ゴンとは会えないと思うのでした。
イ・ゴンの首の傷は消え、テウル達の写真からシンジェの姿も消え、二人が出会った事柄が消えて行くのでした。
大韓民国のイ・リム(ドッペルゲンガー)は施設に入る事になり、帝国で自殺しようとしていたカン・ヒョンミン親子はイ・ジョンインに助けられます。また、釜山の市場ではク・ソリョンの母に助けられるルナがいました。
大韓民国の竹林で気が付いたテウルが知ったのはあの時から1週間経っている事と、イ・ゴンとの時間やシンジェの存在を覚えている自分でした。
シンジェを使って隠し事をしていたチーム長は後輩の妹の世話を内緒でしていただけでした。
時は過ぎ、テウルは街で軍服を着たイ・ジフンとすれ違い、「いつ会いにきてくれるのか」とイ・ゴンとの約束を思い出していました。
イ・ゴンは萬波息笛の空間を走り、いくつもの扉を開けてテウルに会おうとしますが、それは別世界の彼女でした。
そして1年後、ナリからの馬に乗った人が来ているという電話でテウルが家に駆け付けると、そこには花束を持ったイ・ゴンがいるのでした。
そして更に1年後の2022年、過去の記憶のあるヨンと会話するイ・ゴンがいます。
過去に観た未来の映像の帝国の本屋の前に(ルナ)がいて刑事になったヒョンミン(シンジェ)と親しくしています。
刑務所にいるク・ソリョンに面会にきている(ルナ)はソリョンとは姉妹のような関係になっていて、ク・ソギョンという名で刑事になっていました。
後輩に毎週末どこに出かけるのかと聞かれるテウルと、ノ尚宮に高価なボタンを毎週末出掛ける度に使ってくる事を注意されているイ・ゴンがいました。
二人は毎週末、竹林の萬波息笛の門で待ち合わせ、別世界への旅を楽しんでいるのでした。
似た顔の人物と出くわさないように注意しながら様々な年代を行き来し、
時には子供のシンジェが交通事故に合うのを防ぐタイミングに遭遇したり、大人になった立派な経営者のシンジェや、ウンソプにも会いにいきます。
そしてまた、間違えて帝国に戻ってしまい、二人でいるところをノ尚宮に見つかる事も。
そうやって、萬波息笛の門での日々を過ごし、チャンミは頼られる刑事になり、モ秘書が首相に任命される日もやってきます。
二人は今日1日だけの日を過ごすという選択を楽しみ、年を重ねて行くのでした。
終わり
感想
みごとにハッピーエンドでした。あんなに長い時間、ハッピーな二人を見れるとは思いませんでした。
謀反の後に起こったイ・リムの悪事を起こさせない為に、極力あの晩に起こった事をたどりながら、イ・リムを殺すという計画だったのが、ヨンと一緒に行動した事で、変化が起こったわけですよね。
謀反の時の事柄にも変化が起きていましたし、複数の並行世界(色々なテウル)も出来てしまったという事だと思います。
イ・リムを成敗し成功した事で、殺されなかったイ・ジフンが大人になった姿で通りすがったり、シンジェが元気で成功してるとか、それはそれでいいと思います。登場人物の未来が変わった事を丁寧に見せてくれて、ほっとしますし良いと思いました。
でも、なんとなく色々な事を詰めすぎていると感じました。
あれこれ幸せすぎて、折角、ここまで重みのあるお話になっていたのに、ちょっと軽くなった印象です。
もう一つ、テウルが0と1の間の世界でイ・リムを撃つ場面にちょっと違和感がありました。あの空間でも時間が動く瞬間が出来るという事だったのでしょうか。萬波息笛がイ・ゴンの手元に戻ったからって事?
そのうえあの空間に取り残されてしまうと思ったのに、排出されたように戻っていたりするところも、ちょっと辻褄合わせな感じがしました。深く考えなければ、入った所に戻ったというだけの事で良かったぁという部分なのかな。
それにしても、初めの謀反の時イ・ゴンは左側に笛を刺されていたけど、その後の傷は右側だったり、この回でヨンが気を失った場面の天井のステンドグラスが割れていなかったのは、単なる映像の間違いでご愛敬って事?。この手のお話だと、そこも伏線として描かれる事があるので、ちょっと残念。
どちらにしても11話のような帝国でのテウル救出劇とか、壮大で緊迫感のある場面に比べ、16話の後半は別のお話のような印象でした。
イ・リムを殺した後の展開に、幸せの結末への事柄を詰め込んだ感があって、少し余韻を感じられない結末に思いました。
一度目の視聴ではわからない事がかなりありましたが、この記事を書くにあたって2度目をゆっくり観て、整理すると、ハッピーエンドのために沢山の情報をくれていて、安心できる結末に仕上げたのだと感じました。
まぁ、私はここまで丁寧に登場人物の幸せな未来は教えてもらわなくてもいいかな。これは私の好みの問題です。
それでも、中盤から後半の緊迫した展開など、とても面白く観た事は確かです。
主役のイ・ミンホとキム・ゴウンの細かな演技の上手さを楽しんだドラマでもありました。
そして、この新型コロナウイルス感染の脅威の中5月末まで撮影していたようで、とても大変な撮影だったのではと思いました。
本当にお疲れ様でした。
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