*

【ネットでお庭散策】第2回イングリッシュガーデンと言えばボーダーガーデン!自然で美しい!

200512emb08a

 

イングリッシュガーデンと言ったら何と言っても【ボーダーガーデン】が特徴です。2014年にイギリスのガーデンで写してきた写真を再編集してご紹介します。

第2回はボーダーガーデン

上の写真は【モティスフォント・アビー・ガーデン】

高いレンガの壁に囲まれた大きな部屋(コーナー)が3つの構造です。広すぎて壁が見えませんが、砂利道に沿ってボーダーガーデンが作られています。

同じ【モティスフォント・アビー・ガーデン】でも別の部屋で道が芝になっているところ↓

200512emb09a

【ボーダーガーデン】では道の縁近くは背の低い植物、後ろに向かって段々と背の高い植物になるよう植えられています。

同じように芝道ですが、【モティスフォント・アビー・ガーデン】のように広くない、個人庭園でもこんな風↓にボーダーガーデンが作られていました。

 

200512ehb07a

このお宅の庭は馬の練習ができるスペースだった所を、お庭に改造したとの事。

細長い場所を緑の壁(トピアリー)で仕切って使っています。

200512ehb26a

反対を向くとH氏の家が見えます。

200512ehb15a

 

芝の道の隣にはもう一本、砂利の道でボーダーガーデンがつくられていました。

右手が砂利道、左手に芝道があります↓

200512ehb51a

 

 

同じボーダーガーデンでも、とてつもない大きさの【ヒドコート・ガーデン】↓は個人の持ち物だったとは思えない広さなので、ボーダーの植物も桁違い!

トピアリーと人の大きさを比較して観て下さい。

なので、手前の花も大きめです。

 

200512ehhb05a

 

ここの庭も大きく20もの部屋に分かれて作られているので、全く雰囲気の違うボーダーガーデンもあります。

下の写真は敷地を東西に走る大きな芝道と、赤い花のボーダーになっています。

200512ehhb40a

【ヒドコート・ガーデン】は個人所有だったのをナショナルトラストが引き継ぎ管理していますが、

同じように個人所有だったのを現在はナショナルトラストが管理している、【シシングハースト・キャッスル・ガーデン】のボーダーはこんな感じです。

200512esb06b

左の高い植物の後ろにはレンガの壁があります。

植木の前にデルフィニュームなどの背の高い植物が植えられ、順に背の低い植物となっています↑。

この植え方を紹介したジーキル女史は、壁の高さ植栽の幅同じにすると良いとしたそうです。

どちらにしても、広ーいスペースがあっての庭です。

壁とボーダーの幅の関係が良くわかるのは前回ご紹介した、【モティスフォント・アビー・ガーデン】の、このスペース↓。

200512emb28a

冒頭の写真と同じ【モティスフォント・アビー・ガーデン】の別の部屋ですが、道との仕切りにボックスウッドというツゲの一種を使っているので、全く違うガーデンに見えます。

少し現実的な雰囲気の庭では、今でも個人所有で有名な【キフツゲート・コート・ガーデン】のボーダーガーデン↓

200512ekb05a

 

コッツウォルズの丘の上にあるこのお庭は敷地の形状を活かして女性三代の所有者が少しずつ変化させながら、美しさを保っています。

上の写真の左側には一段下がった場所に砂利道のボーダーガーデンが作られています。

 

さて、最後にご紹介するのはガーデンデザイナーだったローズマリー・ベレーの私邸。現在はホテルになっている【バーンズリーハウス】のボーダーガーデン。

200512ebb13a

 

ホテルという事もあり、手入れが行き届いた爽やかな印象のお庭です。

200512ebb23a

ほとんどが芝の道ですが、建物周りは石畳になっていました。

芝の美しさが花を引き立てていると感じます。

どちらのお庭でも、花壇スペース道のスペースにはしっかり境界が引かれていて、芝だけの場合でも、芝はきっちり切られていました。

縁に石を入れている所もありましたが、すぐ土という方が多かったように思います。

これだけスッキリ、ボーダーの道をつくるのには相当な手入れが必要なのではないでしょうか。

こちらでご紹介したイングリッシュガーデン

【英国イングリッシュガーデンの旅】 モティスフォント・アビー・ガーデン

【英国イングリッシュガーデンの旅】 バーンズリー・ハウス

【英国イングリッシュガーデンの旅】キフツゲート・コート・ガーデン1

【英国イングリッシュガーデンの旅】 デビッド・オースチン ガーデンセンター

【ネットでお庭散策】第1回 イギリスの薔薇の庭

【ネットでお庭散策】第3回 イギリスの色分けした庭

【ネットでお庭散策】第4回 イギリスの別世界をつくる庭

【ネットでお庭散策】第5回 イギリスの坪庭

 

 

関連記事

【カイズカイブキ】墓地の生垣の剪定をしてきました!

今年も夏のお墓掃除がやってきました! 実は去年はお墓掃除で熱中症になってしまいました。少しスタートが

記事を読む

【グリーンカーテン】山ぶどうと朝顔、今年のぶどうはヒヨドリのご馳走に!

今年のグリーンカテン、今日の様子はこんな感じです。山ぶどうも昨年は今頃ぶどうの実を収穫したのですが、

記事を読む

【お墓掃除】除草剤のクサノンとネコソギ 散布してきました!

墓地に除草剤を撒いてきました。 3月の春彼岸後に撒きに行くつもりで用意していたのですが、タイミ

記事を読む

【家庭菜園】2018年は新しい畑で小玉スイカが上手く出来ました!

畑が少し遠くなって通うのが大変になった2018年の作柄はこんな感じ。畑には15人の先輩方がいて、色々

記事を読む

折り紙の箱を作ってフラワーアレンジしてみました(作り方)

チョコです! 今日は今月のレッスン教材、手作りの紙の箱を花器に使ってのフラワーアレンジを自宅の

記事を読む

あじさいのアレンジ3 庭の花、枝物を使った素敵アレンジ!

  花屋さんの切花も綺麗なんですが、どうしても花が大きすぎたり豪華すぎてどうも・・・

記事を読む

【第8回】英国イングリッシュガーデンの旅 ヒドコット・マナー・ガーデン

旅の中心とも言えるコッツウォルズ地方のガーデン巡り。その中でも有名なヒドコット・マナー・ガーデンはロ

記事を読む

【ネットでお庭散策】第1回イギリスの庭の薔薇

外出自粛で家にいなくてはいけない毎日。少しでも爽やかな気分になれたらと2014年6月にイギリスの庭を

記事を読む

【第11回】英国イングリシュガーデンの旅 おとぎの国の村チッピングカムデン

コッツウオルズの観光名所に茅葺屋根の町並みチッピングカムデンとローマ時代から栄えていた羊毛の街ボート

記事を読む

【スナップエンドウ】春の家庭菜園の人気者です!

我が家の家庭菜園で今最盛期なのが【スナップエンドウ】! これはほんと美味しいし便利だし、差し上げて喜

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【フラワーアレンジメント】色とりどりの花を入れるポイント

少し大きめのアレンジなど同一の雰囲気ではない花を一つの作品に

【エアコン】日立白くまくんジャパネットと量販店比べてみました!

昨年暮れ12年使ったエアコンが動かなくなり、この冬は反射式ス

【水彩画教室作品展】花装飾生け込みから最終日まで(花の様子)

初めての4月開催となった【水彩画教室作品展】の花装飾。できる

【水彩画教室作品展】花装飾2025

今年も友人の主宰する水彩画教室の作品展にお花を飾ってきました

【フラワーアレンジメント】春のバスケットアレンジ

今月は春の柔らかな雰囲気のバスケットアレンジをレッスンしまし

→もっと見る

  • お花と合唱が大好きで、今は自宅等でフラワーアレンジを教えている、dewのブログです!
    詳しいプロフィールはコチラ!

  • よかったらフォローしてね!


PAGE TOP ↑