【Ave Regina caelorum】ルネサンスの流れを作る歌い方は面白い!
今週のピノはコーラスワークショップなどが入って久しぶりな先生練習でした。
ワークショップでもルネサンスの円を描くような流れを指導されましたが、緩急のうねりを作りながら、それぞれのパートに来る旋律を歌うという事は難しいです。
耳を使って他のパートの動きにも合わせ、自分のパートも歌う。相手に合わせるだけではない絶妙のタイミング調整は独特の空気感です。
この感じが、不思議と面白くて上手く流れが合った時は本当に歌っていて楽しいです。
ルネサンス曲を歌った事のない頃には分からなかった感覚です。
小さな船が波に揺られながら何艘も同じ方向に同じスピードで流れて行くような、少し孤独に舵をとっているけど向こうの舟にも仲間がいる、みたいな? そんなゆらゆらしながらも絶妙な間隔で同じ方向に流れている感じです。
きっとこの少し孤独な感覚は、もっと上手になったら無くなるのかもしれません。
自立しながらも、仲間と同じ方向に流れて行く。
テンポ感は人の鼓動が基本だそうですが、この取り方は人によって違うのだと、今回のワークショップで感じた事です。
同じ曲でもワークショップのA先生が作られるこの曲だと、急流下りの筏や、川面を流れる落ち葉、時折早く岩をくるくる回ってよけたりするけど途中で一緒になったり離れたり。そんな雰囲気でした。
M先生だともう少し緩やかな川の流れに乗っている感じです。とにかくこのふわふわと浮かんでいるような、でもちゃんと舵もとらないといけない、漕がなくてはいけない感じが面白いです。
今回は合唱祭に歌う曲もしっかり決定しなくてはいけなかったので、候補の曲を歌って、【Petites voix】に決まりました。
関連記事
-
-
【Mozart と Veldi】他のパートのやっている事を聴きながら歌う!
今週のPMSは2部制での練習。まずはMozartのミサ曲から、15番を練習しました。冒頭それぞれのパ
-
-
【マタイ受難曲】コラールの雰囲気を歌い分けるって難しい
今月後半はPMSの練習日が混んでいます。日曜練習に木曜と2回でした。日曜練習では1番から29番までを
-
-
【Mozart ミサ曲ハ短調補筆版】メリスマは浮つかない声で!
コロナウイルスの感染拡大で自主自粛していたPMSの練習に復帰しました。PMS練習自体は先週から再開し
-
-
100分の2の音の違いをしっかり和音で表現する!
今週のピノは合唱祭に歌う曲を練習。まずは F1【Ego flos campi】から練習しました。ポリ
-
-
【ハイドン四季】狩りの歌に酒場の歌!歌うのには体力が必要!
今週の練習会場は私にとっては近くて助かる会場でしたが仕事で四谷から向かう事になり遅刻になりました。と
-
-
【合唱用マスク】改良版5 下からの息漏れを防ぐ形にしてみました!
【新型コロナウイルス】という合唱にとって青天の霹靂な事態、どうにか合唱練習をするために皆さんあれ
-
-
【オラトリオ 聖パウロ】終曲は鮮やかに褒めたたえて!
今週のPMSで私はやっと全曲を練習した事になります。ユダヤ教からキリスト教へ改宗したパウロ
-
-
楽譜に書き込んでいる事が大切でした
昨日のPMSはイベント付き。私は昼間の仕事があったのとで楽譜を少なめにしたら!・・・持っていかなかっ
-
-
コラールの練習は言葉の練習
昨日のPMSは11番のコラールに入り、5番、そして39番、1番と練習しました。11番はまず言葉から練


