【フラワーアレンジメント】夏の投げ入れアレンジ
公開日:
:
最終更新日:2023/07/16
フラワーアレンジメント, 投げ入れ

今月はガラスボールを使って水の見える夏の投げ入れをレッスン。
花材は花持ちの良い物を選んでいます。
今回のメインはアンスリュームですが、切り花がなかったので、鉢植えを使っています。
鉢植えだったのでひとつひとつ花の顔が違って、鮮やかなピンク色からグリーンの物まで色々でした。大きな花、小さな花という違いがあったので、ひとりひとり本数も色味も違っています。
冒頭↑のIさんはピンクと少し黄色味のアンスリュームです。正面にはあえて花を出さず、アンスリュームの葉を使って爽やかさのある作品になりました。
投げ入れで厄介なのは、枝物です。留めを入れずにアレンジする場合は、まずは足元がしっかりと落ち着くようにいれなければいつまでもぐらついてしまいます。
なので、↑のIさんの作品でも正面のユウギリソウとアンスリュームの葉を入れてから他の材料をいれています。
同じように、↓のSUさんの作品でもユウギリソウとアンスリュームの花と葉を入れた後に他の材料を入れています。
SUさんはアブラドウダン(枝物)が固定し難かったので短い枝を足元に留めとして入れています。
アンスリュームの花を正面に入れて華やかな作品になりました。

SIさんはアブラドウダンの可愛い花が見えるように配置していて、落ち着いた和風の雰囲気の作品になりました。↓
アンスリュームも小さな花と蕾なので、優しい雰囲気です。見る位置でもかなり違うので2枚目は少し下から見た写真です。


Hさんは全てのアンスリュームを正面に配置して、モダンな作品になりました↓。
枝物も片側にだけ使っていますが中央のアンスリュームとのバランスがいいですね。

枝物もアンスリュームも本当に様々な様子をしていて、全く違う作品になりました。
投げ入れで枝物を使うのは本当に難しいです。器の形にも大きく影響されます。今回の様な口のすぼんだ花器は投げ入れに向いているのですが、なにせ中の空間が広いので安定させるのはとても難しく、思ったような向きにはなかなか入れられません。切り口の角度や支え合う他の材料との兼ね合いなど、数をこなすのが一番の方法かもしれませんね。

関連記事
-
-
【ドライフラワー】秋を先取りできる素材!生花の少ないこの季節におすすめです
まだまだ暑い日が続いていますが、季節は確実に秋に向っています。そんな9月は生のお花の種類が少ない時期
-
-
【フラワーアレンジメント】葉物(グリーン)の使い方講座5【アスパラミリオン】
フラワーアレンジで使う葉物(グリーン)で良く使う、使いやすい材料をご紹介している5回目。今回はとても
-
-
【花装飾】絵画教室作品展終了しました。計1750名の来場者があったそうです!
10月4日から始まった水彩画教室の作品展。前期のリリス(本郷台)では750名。10月13日からの山手
-
-
【フラワーアレンジメント】オアシスを使わないデザイン1 アカツルを使ったお洒落な方法
フラワーアレンジメントと言えばオアシス(吸水性スポンジ)が付き物。そのスポンジを使わないデザインは、
-
-
【紫陽花】水揚げの方法は意外と簡単!
紫陽花を切り花にすると、水が下がってぐったりしてしまい、水揚げが難しいと思っていませんか?ちょっとし
-
-
【ナチュラルクリスマスリース】緑の香りも楽しめる生リースを作りました!
今月のレッスンはクリスマスリース。クリスマスリースと言っても生グリーンを使ったものからドライフラワー
-
-
【フラワーアレンジ】に使いやすいグリーン(葉物) 基本素材と使い方
フラワーアレンジで使う葉物は目的によって選び方が違ってきます。 今回は1回目として基本的なアレ
-
-
【夏のフラワーアレンジ】ガラスのお皿で涼し気に!
今月の辻堂でのレッスンはガラスのお皿を使って、涼し気な夏のアレンジをレッスンしました。夏でも比較的持
-
-
講習会の準備で予定外の事ばかり・・・
今月は企業催事の講習会があり、先月から準備をしています。 昨年は依頼のあった10月から準備に入
-
-
【水彩画教室作品展】リリス期終了し花装飾撤収してきました。全期の花の変化の様子。
10月1日から花装飾をしていた【水彩画作品展】が7日に終了しました。期間中767名のお客様に観ていた
- PREV
- 介護施設を探していて感じた疑問
- NEXT
- イタリアマドリガルでも今度はコダーイ!