【法事】祖父の十七回忌で思う事
99歳で亡くなった祖父の十七回忌をしてきました。
99年の生涯は決して楽ではなかった祖父です。酒屋の息子として生まれ、傾いてしまった家の財産整理の為に腕を見込まれて婿に入りました。祖母はご飯も炊けないお嬢様妻だったとか・・・。しかし、戦後すぐにその妻を亡くし思春期の子供達を男手で育てる事になったそうです。
そんな祖父に私は色々な事を教わりました。家族の中で一番、祖父の話を聞く子供だったようです。陶磁器や植物の事、戸塚の昔の話など、今の私の中にたくさんの事柄が生きています。それでも、今となればもっとたくさん聞いておきたい事があったと思うほどです。
さて、今回の法事はお寺の建て替え工事中という事で、境内にある仮本堂で行われました。今まで暗い本堂の奥に安置されていた御本尊様が明るい部屋に置かれていて、こんな綺麗なお姿だったのだと驚きました。
法要自体はコロナ禍という事で、いつもより短かったように思います。
お墓に行くと、我が家の墓地のすぐ横のお墓が永代供養となったそうで、取り壊されていました。このお宅の方とはお盆の時にお会いした事もあり、後を継ぐ人がいなくなるという時代の変化を目の当たりにして、寂しい気持ちになりました。我が家だって、このままだったらそんな事を考えなくてはいけなくなります。
そして、1770年以前に建てられた本堂も取り壊され、新しくなっていきます。
このお堂を建てた頃のご先祖様は沢山の寄付をし、この先の子孫が困らないようにと何度か永代供養をしたと聞いています。そんなご先祖様達は今の私達を見てどう思っているのかな・・・。
一日一日を大切に、今回の法話にあったように【和顔愛語】を心がけ生きて行きたいですね。
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Comment
お祖父様のご法要ができたのですね。
若い頃と違ってお墓参りとか法要って、なんか心が落ち着く感じがします。
歳をとったのでしょう。
我が家の母、叔母二人の法要を来年こそはしたいと思っています。
CDさんへ
法事って、本当に若いころとは違った感覚になったかもしれません。
祖父にしても父にしても、こういう行事をすることで故人を思い出す、大切な事なんですよね。
思い出してあげる人がいなくなったら、自然に終わる。それでいいかなとも最近思うようになりました。