お彼岸のお墓参りで思う事
我が家はお彼岸のお墓参りは入りの日に行くのが恒例になっています。
でも、今年は歌の練習日に重なったうえに雨だった事もあって、歌の荷物に傘を差し、水桶をもって墓地に行くのは無理と判断して入りの日に行くのはやめました。
翌日午前中のつもりで準備していましたが、雨脚が強かったので、やはり傘を差したままお線香に火をつけるのも難しそうという事で断念。
というわけで、今日行ってきました。
9日に父の命日で行ったばかりだった事や雨続きだった事もあって、お花がまだ残っていました。
今日は土曜日ですし、久々の雨ではない天気でいつもより多いお参りの人がきていました。
道路もとても混んでいました、実際のところ毎年彼岸時期は混んでいますよね。行楽の他にお墓参りの車もプラスされるからなんだと思います。
で、ふと思いました。
日本で、仏教徒はいったいどのくらいなのか?とそして、どのくらいの人達が先祖をお参りしているのかという事。
仏教徒は2013年で約8470万人で人口の66%にあたるようです。
そうは言っても、お墓参りに行くのはそのうちの半分も無いでしょう。お墓が遠くて行けない人も都市部では沢山いるはず。
私のまわりでも、お墓参りに行ったと話している人は少ないです。
これから先の時代、お墓という物の形も変わって行くのは目に見えています。
たまたま、うちは先祖のお墓があったから、これから先も(私が生きているうちは少なくとも)この形でいるでしょうが、その先はわかりません。
どうしておくか、考える必要があるかもしれません。
お墓が無くて、自分が死んだらどうするべきかと考えている人達の話もよく聞きます。
うちのようにそれなりにしっかりお墓があっても、それを継いでいってくれる人がいなければ、それは終わってしまうわけで、
ルーツの旅で行った、松坂の先祖の菩提寺にだって、継ぐ人がいなければ、お墓は無いというのが現実。
そういった事に、お金を掛ける、ある意味、見栄を張る事をしていた時代は終わろうとしている気がします。
亡くなった人への尊敬と感謝の気持ちを表現できる、残された人の価値観が自由になったのかもしれません。
15年前、祖父が亡くなった時、戒名をお願いに行ってお寺で言われた
『〇〇さんは代々、院殿を付けてきていましたけど、そうじゃなくていいんですね?!』
すべてにお金が掛かるわけで、その時、戒名を短くする決断を迫られた辛さを今でも覚えています。
そして、自分の子供達に同じ思いをさせたくないとも、その時思いました。
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