【水彩画教室作品展】花装飾、生け込みから撤収まで
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最終更新日:2024/05/24
フラワーアレンジメント 水彩画教室作品展, 花装飾

【水彩画教室作品展】は20日に終了し、沢山のお客様に来ていただけました。今年の会期は昨年と同じく、母の日の翌週14日からでした。という事で、母の日の翌日に花を購入しなくてはいけないという悪条件で、実際花屋さんも定番の花の他はあまり仕入れられていませんでした。
予想していたことでしたので、枝ものは自宅のヒメシャラとお隣の楓を前もって剪定し、水があがっているものを使いました。花は定番のユリとカンパニュラ、日持ちが心配なので普段は使わないひまわりとアルストロメリアも使う事になりました。
会場の右手に置くテラコッタのアレンジは前日夜に制作しましたが、今回少し大きく作ってしまい、車に積み込めるギリギリサイズでした。次回は大きくならないよう注意が必要と思いました。

以前は水の入った桶に材料を入れたまま運んでいましたが、テラコッタ作品が大きくなったこと、車が少し小さくなった事もあり、材料を水から出しくるんで積み込みました。
10時前に搬入し、生け込みをスタート。まずはあらかじめ高さで切って水揚げしてあった楓とヒメシャラから入れました。

数年前から会場の真ん中に仕切りを入れている事もあり、三方見で入れています。
今回は楓の枝元がしっかり枝分かれしていた事もあり、留めのドラセナは少なくても安定していました。約1時間半で中央の作品は完成し、小品ものを入れたあと、12時半には片づけも終了しました。



2日目の様子
毎回、一晩経った2日目が水揚げなどの変化が出やすい時なので心配です。今回はカンパニュラが数本水があがらずしおれていましたが、そのほかはまずまず元気な様子でした。

ジャーマンアイリスは開花の短い花なので、数輪枯れていますので取り除きました。

3日目はお休みし水をあげてもらっています。送っていただいた写真

4日目
中央黒瓶の水を取り替えました。ユリなども2つ目が開き出し華やかになってきています。


受付のシュトラウスに使った春菊は日光に向かって曲がってきています。痛み出した花もあります。

傷んだ花を切り向きを変えました。

サンキライが水落ちしていたので、楓に取り換えて入れ直しました。

テラコッタのジャーマンアイリスは盛りを過ぎた感が出始めています。

5日目
テラコッタのジャーマンアイリスは見ごろを過ぎてしまっていました。カンパニュラでどうにかバランスが保たれている程度。
中央黒瓶はユリが開いて豪華な雰囲気になっています。カンパニュラもすべて開花しています。ひまわりは花はきれいですが、葉に疲れが出始めています。

昨日夕方に水が下がってしまい入れ替えた楓は元気な様子でした。心配したアルストロメリアもまだ散り始めてはいません。

6日目は完全にお休みし、水だけ入れていただきました。
7日目最終日
撤収直前の様子ですが、かなり痛みが目立っていました。ひまわりは傷んでしまった様子で数本は取り除かれていました。
楓にも枯れ始めた箇所があり、かなり疲れた姿になっていました。

テラコッタ作品は残念ながら観賞価値がない状態にまでになっていました。

他の花はどうにか鑑賞できる状態でしたし、ひまわりも短く使ったものは観る事ができていました。
総括
今回もお客様からは、色味を抑えた作品という事が絵と合って良いと感想をいただきました。少し地味なくらいに色味は抑えていることを分かっていただけて良かったです。ドライフラワーのバスケットも事前に造っておけて良かったですし、好評でした。
反省としては、6日目をお休みし、点検できなかったために、最終日の花が疲れて見えてしまった事です。行っていれば、傷んだ花や葉を取り除き、もう少し見た目を改善できただろうと思います。枯れた部分が無くなるだけでかなり違いますから、次回は6日目も点検しなければいけないですね。
とはいえ、今回は途中で入れ替えをしなくてはいけないかもと覚悟していましたが、楓の状態が思ったより良かったので助かりました。
そして、ユリは最終日に初日の花が枯れている程度で毎回安定した花もちなうえに、会場に香りを漂わせてくれる優れものでした。6日目に1番花と黄色くなってきた葉を取り除けていれば全く問題なかったと思います。

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