【フラワーアレンジメント】庭の花を使てリースアレンジ
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最終更新日:2025/05/18
フラワーアレンジメント オアシス, リース型, 再利用, 庭の花

5月半ばになるとお庭に植えた春のお花を植え替えしたくなる時期です。そんな植え替えで切り取ったお花を使って豪華なリングアレンジを提案。
今回は我が家の花を使ってレッスンしました。

↑↑こんな感じに伸びすぎると風や雨などで一気に美しさが半減してしまっています。とは言え、花だけはまだ綺麗です。
こういった庭の花を使う時の重要なポイントは水揚げ。バケツに水を入れておき。根本から切ったらすぐに水に入れる。これが大切です。
すべての花を株から切り取ったら、1本1本の花の茎を綺麗に整えます。枯れた花や種、足元の葉なども取り除きます↓↓

花の種類ごとに分けておくと後で使いやすいです。

他にも、アイビーやハツユキカズラなど家にある緑も使いますが、レッスンでは花屋さんにある花苗や庭に咲きそうな花(ラベンダー、バーベナ、ナデシコ、カンパニュラ等)を足しています。

リース型のオアシスを使いますが、今回は再利用です。リース型のオアシスは高価なので、お教室では皆さんに一度使ったリース型のオアシス部分を外して土台だけを残してもらっています。それに、普通のオアシスをカットしてセットします。
1本のオアシスを3等分し、それを更に6等分しています。切れ端があれば隙間に入れます。

外側と内側のヘリを斜めにカットし、ワイヤーでオアシスを軽く固定します。

水を張ったオケに底側からそっと置いて、一か所だけ水に軽く沈めるように吸水させてください。この時絶対に、ギュッと全体を押し込まないでください。空気の逃げ道を作らないと、中まで水が入らず空洞ができてしまいます。
アレンジをスタートするときは色味などを考え、いくつかのフォーカルエリアを作りながら入れて行きます。必ず入れる場所が手前に来ているようにして、回しながら入れるのがポイントです。
↓↓の2つの写真、SUさんの作品はナデシコを多く使って華やかさのある場所と、落ち着いた色味の花を入れた場所で、観る方向で雰囲気を変えています。


↓↓ Hさんはパンジーをメインに入れたエリアとカンパニュラなど花屋さん調達の花をメインにしたエリアにはっきり分けた入れ方で、おしゃれな作品になりました。


パンジーは茎が弱く入れ難いのですが、庭では見ごろを過ぎていても、傷んだ所を取り除くと飾る事が出来ます。
庭やプランターに花を植える時に色味を考えて植えているわけですから、好みのアレンジにすることができます。副材の緑として、アイビーやハツユキカズラの他、ヒューケラやギボシなども植えておくと便利です。
この季節、お花を植え替えるタイミングにお試しください。
リース型のお花の入れ方を以前にこちら⇒で詳しく説明しています。【リース型フラワーアレンジ】初夏の花で生花リースの作り方とポイント
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