【Ave Regina caelorum】ルネサンスの流れを作る歌い方は面白い!
今週のピノはコーラスワークショップなどが入って久しぶりな先生練習でした。
ワークショップでもルネサンスの円を描くような流れを指導されましたが、緩急のうねりを作りながら、それぞれのパートに来る旋律を歌うという事は難しいです。
耳を使って他のパートの動きにも合わせ、自分のパートも歌う。相手に合わせるだけではない絶妙のタイミング調整は独特の空気感です。
この感じが、不思議と面白くて上手く流れが合った時は本当に歌っていて楽しいです。
ルネサンス曲を歌った事のない頃には分からなかった感覚です。
小さな船が波に揺られながら何艘も同じ方向に同じスピードで流れて行くような、少し孤独に舵をとっているけど向こうの舟にも仲間がいる、みたいな? そんなゆらゆらしながらも絶妙な間隔で同じ方向に流れている感じです。
きっとこの少し孤独な感覚は、もっと上手になったら無くなるのかもしれません。
自立しながらも、仲間と同じ方向に流れて行く。
テンポ感は人の鼓動が基本だそうですが、この取り方は人によって違うのだと、今回のワークショップで感じた事です。
同じ曲でもワークショップのA先生が作られるこの曲だと、急流下りの筏や、川面を流れる落ち葉、時折早く岩をくるくる回ってよけたりするけど途中で一緒になったり離れたり。そんな雰囲気でした。
M先生だともう少し緩やかな川の流れに乗っている感じです。とにかくこのふわふわと浮かんでいるような、でもちゃんと舵もとらないといけない、漕がなくてはいけない感じが面白いです。
今回は合唱祭に歌う曲もしっかり決定しなくてはいけなかったので、候補の曲を歌って、【Petites voix】に決まりました。
関連記事
-
-
【マタイ受難曲】狂った人達の狂気の叫びを正確に歌おう!
今週のPMSも益々ヒートアップした人達の叫びを練習しました。練習は新曲50dからスタート。早いテンポ
-
-
【新型コロナ対策】2020年に合唱をするために作った合唱マスクやアクリル板ガードのあれこれ
今年は合唱にとって本当に受難の1年でした。3月、4月の自粛後、6月からの合唱練習の再開で、私も色々な
-
-
少人数はひとりが何人分も担う面白さ!
アンサンブル・ピノは11月14日。みなとみらい大ホールで行われる、シニアの合唱祭【ヴィサン
-
-
ポリフォニーの絡みを2声から練習
今週もピノはボイトレと自主練習。課題のルネサンス曲を2声から合わせて行く練習をしました。それぞれのパ
-
-
ボイトレと打ち合わせと自主練習をしました
今週のピノは自主練習の週。T先生のボイトレからスタートしました。息の流れを基本に、『ウ』からスタート
-
-
ホールの響きで歌い方を変える練習をしました
今週のピノは先生練習。26日の合唱祭に向けて最終練習しました。音楽堂の響き方に合わせた歌い方を検討し
-
-
カルミナ、オケ合わせ400人超えの合唱にオーケストラで何人いたんだろう
昨日は日曜の演奏会ダイヤモンドコンサート、カルミナブラーナのオケ合わせでした。400席から合唱があふ
-
-
【全日本合唱コンクール全国大会】2017室内合唱の部聴いてきました!
今年の全国大会は東京という事でなかなか聴く事のできない全国大会を聴いてきました。私が聴いたのは【室内
-
-
【クリスマスオラトリオ】バッハの精密な細工を歌う!
オケ合わせ前の練習があと2回となった今週のPMSは冒頭1番からスタート。お正月で声を出して
-
-
【ヨハネ受難曲】映画を観ているように劇的な冒頭曲から練習スタートしました!
PMS合唱団34期『ヨハネ受難曲』がスタートしました。自己紹介の後、まずは冒頭の発音のタイミングを中