【フラワーアレンジメント】夏に生花を楽しむ緑のアレンジ
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フラワーアレンジメント グリーン, 持ちの良い, 緑
今月のレッスンは夏の投げ入れアレンジ。気温が高くなると、急に持ちが悪くなる生花を夏に楽しむ方法をレッスンしました。
見た目も涼し気なガラスのボールに入れる、夏らしいアレンジです。
夏のアレンジで重要なポイントは材料選びです。好みがあるかもしれませんが、夏らしいというと一番に思い浮かぶひまわりは残念ながらあまり日持ちしません。そういった持ちの悪い花材を使う事で夏は生花は持たないからという印象になっていることは残念です。
そんな中で、夏でも長い期間楽しむ事のできる生の花を涼し気な水と一緒に楽しむデザインをレッスンしました。
材料を選ぶ時、注意したいのが茎です。茎に細かな毛の生えているものは、ほとんど持ちがよくありません。ですからお花でお奨めなのは、カーネーションです。夏の花だから持つというわけではないようです。あとはアンスリュームやデンファレも持ちの良い花です。見た目も夏らしいですね。ほかにもクルクマといった暑い地方の植物も比較的持ちます。
それでも、お花で持ちの良い物は少ないかもしれません。なので、思い切って観葉植物の葉やハラン、シランといった葉を中心にしたデザインにすると長く楽しめ、涼し気に作る事もできます。
という事で、今回はモンステラの葉をメインにした投げ入れレッスンをしました。
緑は他に黄色い斑点のあるバンダと、一見待たなそうですが意外と長く持つ利休草を使いました。
花のメインはプロテア、他にクルクマ、デンファレです。
ガラスの器を使う事で、涼しさも演出しています。
アレンジのポイントは何と言ってもモンステラの葉の配置です。
べったりと同じ向きに入れたり、面が平らに並んでしまわないようにする事がポイントです。面が並ぶとどうしても見た目が暑苦しくなりす。
絶妙に角度を付けて安定する位置を見つけて下さい。
真正面にモンステラを一枚こちらに向けた事で印象的な作品になったSIさんの作品も、観る方向で違った雰囲気になります。
プロテアの向きも大きく影響しますので、少し横向きにすると優しい印象にすることが出来ます。
冒頭でもご紹介しているこちら↓の suさんの作品ではモンステラを右側に集めて入れていますが
葉の向きでバランスを取っています。

Hさんは↓の作品の前にも違う配置で作品を入れていますが、写真が上手く撮れなかったので
こちらだけご紹介になりました。
3枚のモンステラが全てはっきり前に配置されていますが、やはり、中央の葉は立て、絶妙な角度で変化を付けています。
プロテアも少し下向きに入った事で、優しい雰囲気も出ました。
夏の生花は持たないからと敬遠せず、こんな夏らしいけど涼し気なアレンジを楽しんでみて下さい。
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