【ドライフラワー】秋を先取りできる素材!生花の少ないこの季節におすすめです
公開日:
:
最終更新日:2017/09/02
フラワーアレンジメント ドライフラワー, 秋
まだまだ暑い日が続いていますが、季節は確実に秋に向っています。
そんな9月は生のお花の種類が少ない時期でもあります。
この季節におすすめなのが【ドライフラワー】です。ブリザーブドフラワーが主流になってしばらく経ちますが、今回ご紹介するのは昔からある【ドライフラワー】をメインに使ったデザインです。
ブリザーブドフラワーは優しい触感と雰囲気が売りですが、花の首から先という形状で限られたデザインにしか使う事ができません。そういう事からブリザーブドフラワーでは、平面的なデザインになりがちです。
それに比べ【ドライフラワー】は、生の花で作るアレンジとほぼ同じ形で作る事ができます。
上の写真のバスケットアレンジは大きく両サイドにあふれる形を柏の葉(オレンジ)と紅花(グリーン)で表現しています。こういった大きい流れを作るのには植物のそのままの姿をドライにした材料が良いわけです。
ドライフラワーの少し硬い表情をカスミ草がぼかしてくれています。
また、フォーカルポイントにはマリーゴールドのドライを使っていますが、ボリューム感を出す素材になっています。
こういった花も茎が付いているからこの位置に使えるわけです。
パラレル(ガーデンスタイル)で秋の里山のイメージ
下の作品は、ガーデンスタイルでアレンジしています。
枝ものや背の高いデルフィニュームを使って林を、細かな花や葉を使って道や花畑を表現しています。
この作品は以前、商品を飾るウインドウのディスプレイ用に作ったもので、20種類以上の材料を使っていますが、リボン以外はすべて自然素材(着色もあり)です。
このデザインも生の花のアレンジ方法とほぼ同じで、水が無いだけです。
この作品と同時に作った下の作品も、バーティカルコーン(オールサイド)のデザインで四方か見れるように作ったディスプレイ用作品です。
この作品の様な背の高い作品が作れるのも、【ドライフラワー】の良いところです。
プリザーブドフラワーで作るデザインの形の制約を飽きてきた方、
生の花の少ない季節に困った時、【ドライフラワー】を使ってアレンジしてみるのも楽しいですよ。
関連記事
-
-
お花の組み合わせを変えて、各自自由なデザインの作品を作るレッスン!
今月は全てのお花の組み合わせを変えての自由なアレンジをレッスンしました。それぞれ入れたい花器を持って
-
-
葉物を使って、夏に長持ちする生花アレンジをレッスン
今月のお花は生花を長持ちさせる事をメインに考えたレッスン。毎年、この時期のレッスンは持ちが良いアレン
-
-
【フラワーアレンジメント】アジサイを使ったテーブルアレンジ
今月は季節の花アジサイを使ったテーブルアレンジをレッスンしました。庭先などから手に入りやす
-
-
【フラワーアレンジメント】カボチャを使ったバスケットアレンジ(作り方)
ハロウィンの季節になるとあちこちで見かける可愛い小型のカボチャを使って、簡単にできるフラワーアレンジ
-
-
クリスマスを楽しむポインセチアのアレンジ
クリスマスシーズンになると花屋さんに並ぶポインセチアそのまま鉢植えで楽しむ以外にも フラワーアレンジ
-
-
【フラワーアレンジメントの本】Jeux de fleurs フランス人デザイナーの素敵な本です!
フランス人デザイナー、ローラン・ポーニッシュの作品を集めた本が誠文堂新光社から今年5月に発売されまし
-
-
【フラワーアレンジメント】紫陽花をクラシカルな花器で洋風アレンジに!
今月のレッスンは紫陽花を洋風なアレンジにデザインしてみました。紫陽花も薄い色つきの花から濃い目の色ま
-
-
【テーブルアレンジメント】夏向きなフラワーアレンジをテーブルに
いよいよ暑さも本格的! フラワーアレンジメントでも夏向きなデザインを楽しめる季節です。テーブルアレン
-
-
【花装飾】水彩画作品展、今回は山手234番館に洋風アレンジしてきました
昨日は午後に作品の搬入をしてきました。今回は洋風アレンジという事もあり、前日に2作品、当日午前に1作
-
-
【水彩画教室作品展】花装飾生け込みから最終日まで(花の様子)
初めての4月開催となった【水彩画教室作品展】の花装飾。できるだけ季節の材料を使いたいという


