新春の気分を楽しむ お正月のフラワーアレンジ
お正月には普段お花を飾らない方でも、お正月感のあるお花を飾られたのではないでしょうか。
お正月用にいけばなを飾る、あるいは投げ入れなど飾り方も色々あります。今回は剣山は使わず、お正月向けなアレンジをご紹介します。本当はお正月前にご紹介するのが良かったのですが、来年の参考にしてみて下さい(笑)
やはりお正月という日本の行事の中で一番馴染みやすいのは和風なアレンジ。
和風と言っても2つの違った方向から和を表現する事ができます。
材料で
まず、一番簡単に取り入れやすいのが材料です。
お正月のお花の代表は 松、他にも千両、金の着色をした柳、葉牡丹。これを入れただけでもお正月ですよね。
この松や千両などをメインにしバラやグロリオサや洋ランなど少し豪華な雰囲気の花を入れたら少し洋風なお花になります。このあたりは、もう普通に店頭に並んでいるお正月花。
そのまま投げ入れで充分となってしまいますが、ここでひと手間、吸水性スポンジにアレンジしたい時、ここでも飾る場所によってさらに和を意識したデザインにするか、洋風なデザインにするか考えます。
ここで『和』のポイント
いけばななどでは花を空間芸術ととらえ 限られた材料で大きな空間を造る事を基本にしています。
ですから たとえ茶花のような少ない花で小さな作品でも、深山や山里に咲く花をイメージさせる技術が必要になります。
そこまで少ない材料でない作品でも 枝と枝、枝と花の間に吹く風を感じさせ、どこから太陽の光が差しているのかがわかるような空気感を表現する必要があります。
下の写真はいけばな風ですが吸水スポンジにアレンジしています。
和のイメージで入れたい時はまず、必要以上に花を入れず、逆に余分に沢山ついている花は取ってしまう。枝も混みあっている枝は落とし、良い形、良い方向に向いた枝だけを残す事が大切です。良いものだけを選び出し、そぎ落とす文化を表現するという事です。
そして光に向って成長している、あるいはその植物の成長の性質に沿った入れ方をするという事も大切ですから、花の顔がしっかりこちらを向いていたり、下に向いた形には入れないほうがいいのです。
こういった、感性が頼りな基本ですが、このあたりをつかんでアレンジするといつの間にか『和』な感じになっていると思います。
洋風なお正月花
ここまで和の感覚をお話した後での洋風! 『和風にしたくない』ととらえると、材料での組み合わせで一番変化を出す事ができます。
菊と千両といった材料を使わないだけでもかなり違います。先ほど書いたバラやグロリオサ、洋ランなど豪華な花だと華やかな作品に。
春の花、スイトピーやスイセンなど明るい色味の春の花にアクセント程度の松や金の柳を入れるだけでも充分、お正月風になります。
大きな花器や花瓶が無くても、こういった優しい花だけを組み合わせ手近な食器に短く盛り合わせる(花だけを使う)アレンジは新春らしい雰囲気を出す事ができます。
上のアレンジに使ったお花はこの程度。デルフィニュームは1本余りました。
門松の小枝もちょっともらって
スーパーなどでもこういった組み合わせのお花をよく見かけます。
ただ花瓶にいれるのではなく短めに盛り合わせたデザインを試してみてください。短く入れるとそれだけ花も長持ちします。
関連記事
-
-
【柚子茶】いただいた花柚子で作ってみました!超簡単!
先日、Yさんにお庭の花柚子をいただきました。【柚子茶】を作ってみれば?という事で、韓国人のYさん直伝
-
-
【コロナウイルスワクチン接種】今度は自分の分の予約に挑戦してわかった事
横浜市の高齢者に対する【コロナウイルスワクチン接種予約】もやっと先週65歳以上の人に接種券が送られて
-
-
【秋彼岸】暑さ寒さも彼岸まで?
35度越えの彼岸の入り、【入り牡丹餅】という事で、午前中に母も必ず作っていたおはぎを作って
-
-
デスク用椅子の展示会に行ってみました!
70歳になって断捨離すべきタイミングですが、今までの座卓机での作業からワーキングデスクとチ
-
-
【ハロウィン】横浜山手西洋館のハロウィンイベントを観て感じた事
今年は花装飾が西洋館のハロウィンイベント期間と重なった事もあり、234番館の他5つの洋館を観る事がで
-
-
【フラワーアレンジメント】今だけの花材を使って初夏を楽しむバスケットアレンジ
一年のうちで季節の花が花屋さんに一番多い季節。そういった材料を使って季節感を
-
-
100均の毛糸3個でマフラー作りました!簡単でなかなか素敵です!
100円ショップの100円毛糸3個で94歳の母が襟巻を編みました。一目置きに中長編みと鎖編みで超簡単
-
-
あさイチで紹介してた【超撥水ふろしき】を買ってお洒落な簡単バックを作ってみました!
あさイチで色々な包み方を紹介していて、家にある風呂敷でもやってみましたが、あるのはどれもちょっと
-
-
年末仕事で墓地のお掃除してきました!
毎年年末の恒例仕事に墓地掃除があります。23日が命日の祖父のお墓参りで、最近は23日に行くのですが、
-
-
年明け早々、病院探しとなりました!
結局、娘の症状とほぼ同じ状態となり、5日にやっている病院をさがして受診。結果は2人ともコロ


