*

新春の気分を楽しむ お正月のフラワーアレンジ

公開日: : 最終更新日:2016/12/27 dewの花歌生活, くらし, フラワーアレンジメント , , ,

160108syoa01

お正月には普段お花を飾らない方でも、お正月感のあるお花を飾られたのではないでしょうか。

お正月用にいけばなを飾る、あるいは投げ入れなど飾り方も色々あります。今回は剣山は使わず、お正月向けなアレンジをご紹介します。本当はお正月前にご紹介するのが良かったのですが、来年の参考にしてみて下さい(笑)

やはりお正月という日本の行事の中で一番馴染みやすいのは和風なアレンジ。

和風と言っても2つの違った方向から和を表現する事ができます。

材料で

まず、一番簡単に取り入れやすいのが材料です。

お正月のお花の代表は 、他にも千両の着色をした葉牡丹。これを入れただけでもお正月ですよね。

この松や千両などをメインにしバラグロリオサ洋ランなど少し豪華な雰囲気の花を入れたら少し洋風なお花になります。このあたりは、もう普通に店頭に並んでいるお正月花。

そのまま投げ入れで充分となってしまいますが、ここでひと手間、吸水性スポンジにアレンジしたい時、ここでも飾る場所によってさらに和を意識したデザインにするか、洋風なデザインにするか考えます。

 

ここで『和』のポイント

いけばななどでは花を空間芸術ととらえ 限られた材料で大きな空間を造る事を基本にしています。

ですから たとえ茶花のような少ない花で小さな作品でも、深山や山里に咲く花をイメージさせる技術が必要になります。

そこまで少ない材料でない作品でも 枝と枝、枝と花の間に吹くを感じさせ、どこから太陽のが差しているのかがわかるような空気感を表現する必要があります。

下の写真はいけばな風ですが吸水スポンジにアレンジしています。

160106wa01a

和のイメージで入れたい時はまず、必要以上に花を入れず、逆に余分に沢山ついている花は取ってしまう。枝も混みあっている枝は落とし、良い形、良い方向に向いた枝だけを残す事が大切です。良いものだけを選び出し、そぎ落とす文化を表現するという事です。

そしてに向って成長している、あるいはその植物の成長の性質に沿った入れ方をするという事も大切ですから、花の顔がしっかりこちらを向いていたり、下に向いた形には入れないほうがいいのです。

こういった、感性が頼りな基本ですが、このあたりをつかんでアレンジするといつの間にか『和』な感じになっていると思います。

洋風なお正月花

ここまで和の感覚をお話した後での洋風! 『和風にしたくない』ととらえると、材料での組み合わせで一番変化を出す事ができます。

菊と千両といった材料を使わないだけでもかなり違います。先ほど書いたバラやグロリオサ、洋ランなど豪華な花だと華やかな作品に。

春の花、スイトピーやスイセンなど明るい色味の春の花アクセント程度のや金のを入れるだけでも充分、お正月風になります。

160108syoa02

大きな花器や花瓶が無くても、こういった優しい花だけを組み合わせ手近な食器に短く盛り合わせる(花だけを使う)アレンジは新春らしい雰囲気を出す事ができます。

上のアレンジに使ったお花はこの程度。デルフィニュームは1本余りました。

160107syoa01

 門松の小枝もちょっともらって

160107syoa02

スーパーなどでもこういった組み合わせのお花をよく見かけます。

ただ花瓶にいれるのではなく短めに盛り合わせたデザインを試してみてください。短く入れるとそれだけ花も長持ちします。 

 


関連記事

【水彩画教室作品展】リリス期終了し花装飾撤収してきました。全期の花の変化の様子。

10月1日から花装飾をしていた【水彩画作品展】が7日に終了しました。期間中767名のお客様に観ていた

記事を読む

【あさイチ】紅茶のティーパックを美味しく入れる方法試してみた!

市販の紅茶(ティーパック)を美味しく入れる方法を紹介していた今朝の【あさイチ】毎朝、そしてほとんど一

記事を読む

【合唱用マスク】不織布を使ったマスクで、更に歌いやすく改良してみました!

以前3月に【合唱用不織布マスク】をご紹介しましたが、口に少し当たるのが気になっていましたので、その欠

記事を読む

インドカレー風にスパイス【カルダモン】をプラスして作ってみました

先日、疲労回復に良いという事で【カルダモン】を注文してみました。このスパイスを使った事はなかったので

記事を読む

【浴室・洗面リフォーム】費用と工事全工程のまとめ

浴室と洗面のリフォーム工事、全日程と費用をまとめてみました。築30年のタイル浴室の壁面と浴槽横に1㎝

記事を読む

おすすめ動画フラワーアレンジ ポーラ・プライク  花束作り方

本場イギリスのフローリスト、ポーラ・プライク(Paula Pryke)さんの動画をご紹介します。とて

記事を読む

裏の林にいた猛禽類の鳥は【ツミ】なのか【ハイタカ】なのか調べてみた

我が家の庭の向こう側は空き地で小さな林になっています。この地に住んで25年、今日初めて見る鳥がいまし

記事を読む

【水彩画教室作品展】2つの作品展での花装飾の打ち合わせしてきました

小中学時代からの友人の絵画教室作品展にお花のディスプレイをする事になり、お花の作品数や配置など打ち合

記事を読む

【TENT】世界に一つだけのバック出来上がってきました!

先日注文したサーカステントのテント生地を使ったバックが出来上がってきました!注文に行ってから10日で

記事を読む

【自分で作れる花束】葉の使い方 庭の葉でも使えます

 花屋さんの店先でよく見かけるミニブーケ。かわいいですよね!ちょっとしたプレゼントにも、自

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【紅葉の六義園】いつ行っても洗練された美しさです!

元禄時代に柳沢吉保が作らせた「廻遊式築山泉水庭園」。300年

【バルバッコア 丸の内】シュラスコ料理でお腹いっぱい

一年近く前から計画していたバルバッコア丸の内でシュラスコラン

【四十九日法要と納骨】極楽浄土に想いを馳せて

母が亡くなってから7週間、四十九日を迎えました。早いものです

晩秋のイメージをパラレルでアレンジ

今月は晩秋をイメージした作品をレッスン。パラレルでクリスマス

【オラトリオ 聖パウロ】練習動画に聞き漏らしたご注意がいっぱい

あと5回の練習でオケ合わせになった【オラトリオ 聖パウロ】

→もっと見る

  • お花と合唱が大好きで、今は自宅等でフラワーアレンジを教えている、dewのブログです!
    詳しいプロフィールはコチラ!

  • よかったらフォローしてね!


PAGE TOP ↑