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【花装飾】水彩画教室作品展での花の様子 準備から撤収まで

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5月9日から15日まで開催されていた【高宮水彩画教室作品展】での花装飾。準備から撤収まで1週間の花の様子です。

前日

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母の日直前の為に枝物入荷が期待できないとの事前情報だったので、庭の紫陽花を長めに採取し、水揚げ作業をしました。長めに切った事もあって、水揚げ率は今までの長さより少し低かったという結果になりました。

畑のアイリスも採取し、花屋でその他の花を購入しました。花そのものの種類も若干少なめだった事もあり、鉢植えのバーベナとラベンダーも切り花用に購入し、1か所は紫陽花(空海)の鉢植えと自宅の風知草にしました。

昨年、活け込みに時間が掛かった事もあり、今回は右エリアのテラコッタ用のアレンジを夜のうちに制作しました。

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1日目 活け込み

10時に会場入りし活け込みをスタート。

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12時半にはほぼ活け終わりました。

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前日に入れて置いた右エリアのテラコッタアレンジ、最後にリキュウソウをプラスしました。

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 左エリアの和風投げ入れとアジサイの鉢植え

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受付と右エリア小品投げ入れ

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2日目

花の開き具合はそれほど進んではいませんが、水の減りが多いと感じました。

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 1日目に蕾だったトップのアイリスが開花し、昨日咲いていた花が終わっていたので、摘み取りました。

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 ヤグルマギクの蕾も開花していましたが、その他の花にそれほど変化はありませんでした。

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 3日目

この日は私はお休みでしたが、右サイドの楓が枯れていると連絡があり、その部分だけを切り取ってもらいました。

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4日目

水を総取り換えしました。大瓶の水はポンプを使って抜き、入れる時は逆向きにポンプを使っています。

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ユリとカンパニュラの開花が進んで、華やかになっています。

それにしても、今回は水の減りが早く、短めだったカンパニュラが2本ダメになっていました。

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紫陽花も水が足らなかった様子で少し元気が無く心配しましたが、後で復活しました。水落ち状態の紫陽花↓

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昨日、楓が枯れたテラコッタ。トップのアイリスが枯れたので花殻を取り除きましたが、2番花が無かったので切る事に。

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 枯れて取り除いた楓を新しい枝にしました。

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 受付の花は満開状態。

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和風籠のリョウブの水揚げが悪くなっていたので、切り戻しをしました。

5日目

私はお休みをいただき、写真を送ってもらいました。

かなり開花が進んでいる様子でした。

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 今年は芍薬の開きが予想していたより遅いのと、アイリスの痛みが早いように感じました。

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受付の花は少し疲れ気味で、たまたま来場してくれていたお花の生徒さんが傷んだ花を取り除いてくれました。

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6日目

今回は痛みの早い物があったのでこの日も点検。

ユリはほとんどの花が開花し、初めに咲いていた花は枯れ始めていたので取り除きました。リョウブも水揚げが悪くなっている枝がありましたが、こちらは形を保つために、傷んだ葉を取り除きました。

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 テラコッタアレンジはアイリスの疲れが顕著

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 矢印の花殻だけを取り、2番花の蕾を残しました。

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7日目 最終日

中央の大瓶はユリもカンパニュラも満開です。どうにか持ってくれたという感じでしょうか。

最初に咲いたユリの花の枯れた所が何ヵ所かありました。

紫陽花の枝は入れた枝では水の下がったのは1本だけでした。

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 一番疲れた印象になったのは右エリアのテラコッタですが、花の無いアイリスなどを除いてどうにか鑑賞ラインギリギリ。

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 芍薬が開花せず、予定外の様子です。

予想では大きな花で目をひいてくれるはずでした・・・。

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受付の花は実際の方が鑑賞ラインにありましたが、写真だとかなりお疲れ状態に見えますね。

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 和風籠の作品は思ったより傷まず、クレマチスも開花したままで最終日まで持ちました。

4日目に切り戻したリョウブも水が上がって元気になっています。

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総括

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母の日前という事で、材料選択から心配になる事が多かった今回。枝物を開花前の紫陽花にして、母の日バージョンになっている数少ない花屋の花から、定番のユリとカンパニュラを使いました。この選択はまずまず予想通りの経過となりました。

予想外だったのが芍薬。右エリアのテラコッタを会期後半華やかに飾るはずの芍薬がほとんど開花しませんでした。今まで芍薬が開花しなかった事が無かったので、とても残念です。今後、芍薬を使う時には注意しないといけないですね。

アイリスも前回使った時にはそれほど感じなかったのですが、開花の期間の短い事で、美しさを維持するのが難しいと思いました。

水彩画展も2か所開催だったのが、この1回だけになった事もあり、花作品も少し多くしています。今回、前日に作品を作っておいたのは、やはり当日の時間短縮につながりました。

今回、中央の作品の水の減りが早かったのは、やはり枝物を紫陽花にした事とユリの本数が若干多かった事だと思われます。もう少し減らしても良かったかもしれませんね。

会期中、雨の日もありましたが700名近くのお客様が足を運んでくださったそうです。来年も、良い花が飾れるよう努めたいと思っています。

 

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Comment

  1. AB より:

     最終日に伺いましたが季節感のあるステキな花々だった
    と思います。適度に存在感があってみごとでした。
     雅号は「露香」とおっしゃるんですね。美しい響きでいい
    ですねえ。
     絵は大好きでよく観ます。技術と思いがうまくマッチすると
    伝わる作品になります。コーラスも一緒ですね。

    • チョコ より:

      AB様
      遠い所をお越しいただきありがとうございました。

      今回はとにかく材料選択から頭を悩ませました。
      本来なら自然の季節の花が沢山ある時期ですが、花屋さんでは母の日バージョンになっていて市場でも取り扱い量が減るのだそうです。

      芍薬も後半で綺麗に咲いて、ダメになるであろうアイリスとの目線の交代を想定していましたが、開花せずかなり残念な状態だったと承知しています。
      生の花の難しいところですね。
      雅号は先生の露をいただいています。なのでアレンジメントの方も【dew】なんです。

      絵もコーラスも『技術と思いがマッチすると伝わる』本当にそうですね!

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