【フラワーアレンジメント】姫リンゴを使ったクラシックなデザイン
公開日:
:
最終更新日:2021/11/19
フラワーアレンジメント クラシック, ラウンド, リンゴ
今月は姫リンゴを使ってクラシックな雰囲気のラウンド型をレッスンしました。
海外の古城などに飾られているデザインや教会などはクラシックな雰囲気の物が多いように感じます。古い絵画などに描かれているデザインでも、しっかりアレンジされているものはきっちりとしたアウトラインになっています。この傾向は世界的にあるようで、東洋の寺院などのお盛物もそういったキッチリとした形になっていますよね。
最近は自由度の高いデザインをレッスンする事が多いので、急にキッチリというのもなかなかやり難い事や美しいと感じ難い事もあり、今回はアウトラインだけはしっかりした形にして、入れてみました。
アウトラインはしっかりラウンドでも、素材の配置は自由にしたので、きっちり感は少し少なくなっています。もっとクラシック感を出すにはリンゴは倍の量必要かもしれません。今回は6個使っています。
SUさんは少し口の大きい花器でしたが、口が広がっていたので入れやすかったですね。トップに大きなリンゴを入れた事で、全体のバランスを平均化させています↓ 普段のアレンジではもう少し長めに入れる花達も短く詰めて入れ、形をまとめています。
いつもはリンゴもお洒落な雰囲気にするために、お尻側を出したりあちこち違う向きにしていますが、今回はクラシックなオールサイドから観れるラウンドなので、リンゴも放射線状に入れています。
数の少ない材料を綺麗にラウンドにまとめたHさん。ヒペリカムも上手な高さに入っています↓

自由度の少ないデザインで困るのが、素材の大きさ。作り物のように同じ大きさではない葉や茎の形に苦心します。
Iさんは葉が大きめだったこともあり全体のフロントラインを少し下向きになるよう入れて、上手に全体をまとめています↓
SIさんは葉が大きく入れにくかったのですが、大きな葉は丸めて挟んだりさせながら、トップにリンゴがなくても綺麗なラウンドに仕上げています↓

いつもとは違うこういったクラシックな形は、頭を切り替えて、材料は短めにし「風が入る」余地のない、顔(花の高さ)が揃った入れ方にすることでアレンジしやすくなります。普段のレッスンでは「風が通るように」と顔の高さを変える事をポイントにしていますから、みなさん初めはちょっと戸惑ったかもしれませんね。
関連記事
-
-
【あじさい】を使った籠のフラワーアレンジメントをレッスン
今月はアジサイを使って、口の広いバスケットのアレンジメントをレッスンしました。籠と言っても和風だった
-
-
【フラワーアレンジメント】かぼちゃを使ってハロウィンを楽しむアレンジ
今月のレッスンのテーマは【ハロウィン】!かぼちゃを使ってアレンジメントをしました。今回はフルーツコ
-
-
【フラワーアレンジメント】庭の花を使てリースアレンジ
5月半ばになるとお庭に植えた春のお花を植え替えしたくなる時期です。そんな植え替えで切り取っ
-
-
【プリザーブドフラワー】在庫材料をどう活用するか?もったいない状況です
プリザーブの作品を作るとどうしても材料が余ってしまいます。最近流行りのネットオークションなどでも、こ
-
-
【フラワーアレンジメント】個性的な素材を使ったテーブルアレンジ
今月はテーブルアレンジをレッスンしました。前回の辻堂教室では大輪のラナンキュ
-
-
クリスマスを楽しむポインセチアのアレンジ
クリスマスシーズンになると花屋さんに並ぶポインセチアそのまま鉢植えで楽しむ以外にも フラワーアレンジ
-
-
【水彩画教室作品展】花装飾!今年は紫陽花をメインで!
友人の主宰する【水彩画教室作品展】に今年もお花を飾ってきました。今回は紫陽花の時期と重なったのでメイ
-
-
【投げ入れ】留めを入れて簡単な夏のアレンジ
夏の暑い時期、どうしても生の花を敬遠しがちですが、涼し気な器に活けられたお花は格別の癒しに
-
-
【紫陽花】水揚げの方法は意外と簡単!
紫陽花を切り花にすると、水が下がってぐったりしてしまい、水揚げが難しいと思っていませんか?ちょっとし
-
-
【フラワーアレンジメント】花材選択をレッスン
今月は花屋さんのレッスンスペースを借りて花材を選択するレッスンをしました。 形や目的


