【ICレコーダー】オリンパスLS-P2合唱練習に使ってみた感想
ICレコーダーのオリンパスLS-P2を使い始めて2週間。60人合唱と9人アカペラとで使ってみた感想です。
色々な感想の中でも、私が気になった部分のみの記載です。
本体造作と操作の感想
以前使っていた 2機種オリンパス(DS-750、V-823)と違うところ。
◆ 裏面電池の蓋にロックが付いた。
◆ mSDカードの入り方が裏から表面に変わった。
上記 2点は改善と言って良いところで、特にSDカードの取り外しがしやすくなった。
単4電池1本なので、DS-750より軽い。
操作性の違い
◆ 再生音量がスリープになるたび17に戻っている。したがって、そのたびに音量の調節が必要。(誤操作などによる大音量の防止?)
◆ 電池を取り換える(取り外す)度 時間設定の画面になる。(これは少し面倒)
気になった部分はこの2つ。
録音設定と音質
説明書の内容を参考に、録音レベルはマニュアルとした。
これに関しては以前の機種で、リミッターやローカットフィルターをONにした場合の音質の変化が気になったので、自動設定の高、中、低、オートは初めから除外した(自動設定ではリミッターなどが設定される為)。
マニュアルでの録音レベルと録音モード設定
自然な音を録音するために、リミッター、ローカットフィルター、はOFF
録音モード形式はLS-P2では従来どおりの「リニアPCM録音」と「MP3録音」の2タイプが選べる。(WMA形式での録音は出来なくなっている)
さらに、「44.1kHz」「48.0kHz」「88.2kHz」「96.0kHz」と複数の音質が選択でき、
V-823にくらべて「88.2kHz」「96.0kHz」が増え、より高音質での録音が可能となっている。
その中から、今回はテストとして、「48kHz」(DS-750でも選択できたタイプ)と「88.2kHz」で録音。
◆60人合唱 筆者の前席の椅子の背で録音。
録音レベル 16~17。 18では激しい音場面(大音量)で音割れした。8m程度離れた指揮者の声は小さ過ぎると感じた。マイクの指向性も無しにしているので、近くの大きな声を録音する傾向(直前の自分より数名先の大きな声が大きく録音)。離れたパートは実際より小さく感じた。椅子、人などが音を遮る状況である事も影響していると思われる。
◆9名アカペラ 筆者1~2m前の床で録音。
録音レベル 17~18。20で音量によって音割れした。こちらでは、指揮者も合唱と距離がほぼ同じなので、問題は無いと感じた。
音像は48.0kHzでまずまずな感じ、外付けマイク(ソニー ECM-DS70P)を付けてみると寄りすっきりとした景色に録音できていた。
88.0kHzと48.0kHzの差は歴然。
88.0kHzではホワイトノイズが無くなりクリアーな音質になった。
microSDカード
32Gまで使える。いままで8Gを使っていたが、88.2kHz以上の設定にすると録音時間が短くなってしまうので、新たに32Gを購入した。
ちなみに8Gでも44kHzなら11時間30分出来るが、88.2以上だと3時間30分程度。
32Gで44kHzは48時間。 88.2kHzで16時間。96kHzで14時間30分録音が可能。
フォルダが5つあるので、練習1回(約2時間)分を一つのフォルダに入れるとすると、8Gで88.2kHzを録音すると5回の練習には不足する。
16Gでも88.2kHz録音では7時間45分なので少し不足になる計算。安心して録音するには32Gという事になる。
ただし、ファイル1つに1時間しかできないというような事が書かれていたので注意が必要かもしれない。私はまだそこは確認していません。
まとめ感想
全体として、この価格帯で このレベル(96kHz)の録音ができるのは良いと思う。マイク感度は少しこもった感はあるが、これまでの物と比べるとクリアー。価格と機能を考えると良い機種。
見た目はV-823などと比べてもしっかりした高級感のある外観です。
高音質の録音モードで録音する場合は、少しサイズの大きいSDカードがあったほうが使いやすいかもしれません。
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