【華政】全65話の朝鮮14代王から17代王までの激動の韓国大河ドラマ完走 視聴感想
このお話やっと観終える事ができました。
朝鮮王朝で後世に王として名を残してもらえなかった二人の王様のうちの一人15代王、光海君のお話が前半。後半は15代王(光海君)を政変で追い出し、王の位を奪い取った16代王の後悔と失策の歴史を一人の王女(貞明公主)の目を通してたどるドラマです。
丁度、豊臣秀吉の朝鮮出兵で攻撃された後の荒廃した朝鮮半島という時代背景です。
このドラマでは描かれていませんが、14代王はこの豊臣秀吉に攻められた戦いで王宮から逃げ国民からも失望され、王宮も焼けてしまったわけで、その時、世継ぎとして豊臣軍と戦った光海君(世子)に人気と人望が集まって、光海君はかえって14代王から疎まれていました。
そんな14代王の最後からお話がスタートします。
15代王、光海君をチャ・スンウォン。腹違いの妹でヒロインの貞明公主をイ・ヨニ。16代王をキム・ジェウォンが演じています。
感想
序盤は光海君が王になり、その時に起こった大臣や臣下などとの攻防。7話~12話までは光海君に王宮を追われて、貞明が日本に行っていたりと仮想のストーリーの色が濃いのですが、日本での部分がセットなども日本のセット村を使ったとの事で、鬘や衣装を含めて外国ドラマのへんな日本人じゃないところに好感を持ちました。
朝鮮に戻ってのしばらくが少し間延びしている感があり、このあたりで私はちょっと飽きたというのが本音。
中だるみはありましたが、その後の展開に上手に波も復帰し、政変までの緊迫したやりとりは面白かったです。
それにしても、どんだけ大臣たちの力が強いのか・・・。
どんな国でも、王様より、回りにどんな人達がいるかで良い政治になったりならなかったり。そんなやりとりが繰り返され。おまけに中国(明・清)という大国に押さえつけられと、全編に中国からの外圧と戦う苦悩が描かれていました。
ドラマとしてどうだったか?
一番気になったのは主人公の存在がちょっと違和感?存在感がありすぎない?と思ってしまいました。内容的にです。
その他の人達の攻防はなかなか面白く、あっちについたり、こっちについたり。
政治なんてこんな感じかもね。なんて思ってしまうけど、なんだかほんとにこんな感じに当時のお偉いさん方が動いていたとしたら、国も衰退しちゃうだろうと思いました。
もちろん、ほとんどが脚色なのは分かっていますが、細かな脚色部分はともかく、大まかな流れは史実ですから、なるほどねと思って観る事ができました。
適度に娯楽要素も入ったストーリーで日本の大河ドラマ(NHK)よりは軽いテイストです。
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