【フラワーアレンジメント】与えられた材料から基本パターンを選択する(ポイント)
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フラワーアレンジメント トライアングル, ハーフラウンド
今月は基本パターンを自分で選択してアレンジするレッスンをしました。
4つとも、お花の種類や組み合わせが違っています。花材をくじ引きで決めて、自分の花でどんな形にするかまでを考える基本パターンの応用編です。
花束などでいただいた場合など、限られた材料でどのような形にアレンジできるかといった実践的なレッスンです。
今ある材料でどんな形ができるかを考える基本は、素材の形状と本数がポイント。今回はキンギョソウやストックなど縦長の材料の本数によってみなさん形を決めていました。
アレンジではどれにも共通するポイントは高さ、幅を決めた後、フォーカルポイントを先に入れてしまうという事。イメージがまとまりやすくなります。
そして材料が少ないと感じた時は、1方見の形(前からだけ観る形)にします。3方見(横からも観れる形)だと多くの材料が必要となります。
材料を見てすぐに形が決まったHさんは、細長いバーティカルコーンにアレンジ ↓
3本のキンギョソウとフォーカルポイントの厚みをアルストロメリアで上手にまとめています。
スプレーのストックをアウトラインに使って優しい雰囲気のハーフラウンドにしたIさん↓。
材料が少し足らなかった事もあり、最終的にはトライアングルに近い形になりました。形としてはラウンドの方が材料を多く使います。
ストックより強い印象のキンギョソウをバランスよく配置したSUさん↓。
綺麗なトライアングルになりました。フォーカルポイントにする目をひく花が無かったのですが、とても綺麗にまとめています。
ピンクのアルストロメリアをフォーカルポイントに配置して、華やかなハーフラウンドにしたSIさん↓。
写真だとグリーンの色味が飛んでいて残念ですが、左下のレザーファンとそれ以外に入れたテンモントウの使い分けがお洒落な作品です。
限られた材料で、ただ花瓶に入れるのではない作品を作るのはかなり難しい です。
アウトラインがトライアングルやラウンドになっていれば基本はそれでよし!ですが、できれば風を感じるような作品にした方が美しくなります。材料が限られていると形にすら出来ない事もありますから、どんな形にするのかを決めるところが一番重要というわけです。
やはり、これは数多く作品を作った経験が発揮されるという事。機会があったら是非、お花を触って体感してみてください。
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