【フラワーアレンジメント】お花の写真は撮影場所でここまで違う
公開日:
:
フラワーアレンジメント, 写真 撮影場所, 籠
今月は春の花かごをレッスンしました。
枝付きのスイトピーやコデマリなど、この季節にしか無い材料を使ったバスケットアレンジです。
今回、Iさんがお持ちになった籠は間口が小さめで深さ(高さ)のある籠でした。間口が小さかった事もあって、初めは我が家にある間口が広く浅い籠でアレンジを始めたのですが、なぜが上手く進みませんでした。浅い事が作品のイメージに合わないという事で、途中でIさんのこの籠に変更しました。途中まで入れた作品をそのまま移動し、その先を完成させました。
不思議な位この籠に入れた方が落ち着いて、先のアレンジができたのですが、器の縁の高さがこれだけ作品に影響するという事なんですね。
今回はハンドルの高さも作品に影響していた事は確かで、この高さのあるハンドルにして、作品の空気感に奥行きと広がりが出ました。ハンドルが無い状態を想像していただけると、違いがわかります。
器のテーブル面からの高さやハンドルの形状でもコレだけ違いがあるという事なんですね。
作品の写真を写すという場面でも
場所によってとても違いを感じます。
辻堂のお教室でも、南向きの出窓がお花を飾るのにはとても素敵なんですが、明るすぎて上手く写りません。
逆光になるわけです。
我が家も同じような状態です。
逆光で暗くなりすぎるので、露出を花に合わせて調整し、更にトーンカーブで明るさを調整しています。
本当はカーテンを引かずに写した方が自然な光線で色味は良いのですが、この通り・・・。
後ろの緑の景色と同化してしまいます。
被写界深度を深くして後ろをぼやかすようにしたら良いのではとやってはみるのですが、私の技術ではこの程度・・・。
壁をバックにした順光で写すと こんな感じ。
作品の花の配置など、順光なので奥行き感も出てどんな作品なのかが一番分かりやすいです。
でも、なんだか写真としての雰囲気はいまひとつ・・・。
花の写真は本当に難しいです。
今回はもうひとつ別の場所で写したのが北側の玄関窓の前。
これも、窓の前なので、実際見えている感じより逆光で暗く写ってしまいました。
なので、後からトーンカーブ調整をして明るくしています。はっきり言ってあまりよくありませんよね。
直射の太陽が当る場所も上手く写りませんし、
明るい曇り空の日に、外で映すのが一番綺麗に写るのですが、そんな条件はなかなか揃わないわけです。
実は今まで写したアレンジメントの写真で比較的綺麗に雰囲気まで写っているのが、この玄関の外です。
北側で直接光線の当らない場所です。
今回は写していないので以前撮ったものですが ↓。
この作品も、家の中だと
だいぶ違いますよね。
作品の形などは良くわかるのですが、空気感が足らないよう思います。
毎回、あちこちに置いて写真を撮ってみて、なかなか実際の雰囲気が出せない事が多いですが、ここで写すと比較的に綺麗という環境が見つけられる事は確か。
■直射日光には当てない
■蛍光灯などの明かりのない自然光で写す
■暗くてもフラッシュはダメ
というのが最低限の花を綺麗に写すポイント。
綺麗なお花写真を撮るために、あれこれ研究してはいますが、なかなか難しいというのが実感です(笑)
関連記事
-
-
フラワーアレンジの参考になる 本! フラワーアレンジメント デザイン図鑑
フラワーアレンジを教えるという仕事柄レッスンの新しいデザインの参考に フラワーアレンジの
-
-
【フラワーアレンジメント】キャンドルスタンドを使ったクリスマスキャンドルアレンジ(作り方)
クリスマスの時期にはキャンドルを組み込んだアレンジを飾る機会が増えます。今回は花器ではなくキャンドル
-
-
【透明額縁】木立の風景を切り取って素敵なインテリアアイテムに
今月のレッスンは最近注目されている透明額縁を使ったドライフラワーの作品を作りました。材料屋さんでみ
-
-
【フラワーアレンジメント】和風に感じさせるポイント
今月はフラワーアレンジで和風の作品を作るポイントを中心にレッスンしました。 生け花で
-
-
【フラワーアレンジメント】かぼちゃを使ってハロウィンを楽しむアレンジ
今月のレッスンのテーマは【ハロウィン】!かぼちゃを使ってアレンジメントをしました。今回はフルーツコ
-
-
フルーツを使った秋のフラワーアレンジ
見た目も綺麗な果物の季節。秋ならではのフルーツを使ったフラワーアレンジの作り方をご紹介します。フルー
-
-
【花装飾】畑で咲いていたお花で作品を入れ替えてきました!
花装飾も5日目になりました。昨日は水を全て取り換えましたが、涼しかったおかげで、あまり傷んではいませ
-
-
【フラワーアレンジメント】春のバスケットアレンジ
今月は春の花をバスケットにアレンジしてみました。バスケットや入れ方も自由で、花も2つのパターンで用意
-
-
夏の葉物アレンジ 持ちの良い材料でさわやかに
気温が上がってくるとどうしても生花でのアレンジを敬遠がち。でも素材選びで夏中飾っておけるアレンジがで
-
-
講習会準備作業継続中
講習会の準備作業はまだまだ続いています。短い時間内でそれなりな完成度の作品を作って帰ってもらうには、