ヨーロピアンスタイル 絵画からイメージしてフラワーアレンジ
公開日:
:
最終更新日:2016/05/20
フラワーアレンジメント ヨーロピアンスタイル, 絵画
ルーブル美術館でも沢山展示されていた お花をアレンジした絵画。 これぞまさにヨーロピアンスタイルというお花です。
フラワーアレンジでヨーロピアンスタイルと言ってもなかなかイメージがつかめない時はこういった絵画を観るのが良いのではないでしょうか。
花それぞれの姿を活かし、それを一つにまとめあげています。
今回のレッスンでは、こういった1700年前後の絵画を参考にしてアレンジをしてもらいました。
絵で描かれている季節も色々なのでとても参考になります。
デルフィニュームのように背の高い物。ダリアやバラ、芍薬のように大きな花。ガーベラやアネモネのように中央にインパクトのある顔を持つもの。他にもチューリップやスノーポールのように全体の姿で見せるものなど、それぞれの花の姿に個性があります。
ヨーロピアンスタイルではそういった花の持つ個性的な姿を極力活かす入れ方になっている事に注意しながら、アレンジ全体のアウトラインを作っていきます。
花屋さんの花で
さて、今回のレッスンで出来上がった花はいかがでしょう?
少し、硬いイメージに出来上がっていませんか?入れ位置を均一にしたりはしていないのに、どのアレンジもキッチリした作品になっています。かなり自由度の高い入れ方だったはずなのに・・・。
そこで気が付きました!
お花そのものが、均一にそしてより真っ直ぐにと育てられた園芸栽培の花達だったからと。
絵画のような軟らかい雰囲気を作るには、花ももう少し柔らかな、そして自然な姿が必要なのだと。
園芸栽培された花を使うなら、やはり配置の間隔をなるべく均一にしないようにしたり、わざと花や葉を横に向けるなどの工夫がもっと必要だと思います。あるいは、自然な庭の花や葉などを混ぜる事。
規格化された花には無い雰囲気を出すのは実際の所、とても難しい事です。
もし、ヨーロッパの絵画のようなアレンジに少しでも近づけたいという事でしたら、すべて庭の花を使ってみる事をおススメします。
関連記事
-
-
【プリザーブドフラワー】クリスマスに向けてのキャンドルアレンジ作ってみました!
今月11月のレッスンを久しぶりにプリザーブドフラワーにする事にしました。先日
-
-
【フラワーアレンジメント】ワインを組み込んだプレゼントアレンジ!手土産に最適です!
今月はプレゼントを組み込んだアレンジをレッスンしました。コンセプトはパーティーなどの手土
-
-
【フラワーアレンジメント】初夏の緑を楽しむアレンジ
今月は新緑の綺麗な緑を楽しむアレンジをレッスン。色とりどりのお花が真っ盛りなこの季節、綺
-
-
夏の間だけ仏壇用のお花をプリザーブドフラワーがおすすめ!(作り方)
最近の夏場の暑さでは仏壇に綺麗な生花を飾ってあげたくても1週間も持ちません。仏壇には生花!
-
-
【フラワーアレンジメント】今月のテーマは春の林
今月のレッスンはパラレルのグロウイングスタイル。オーバルやトライアングルといった、アウトラインを作る
-
-
【クリスマスリース】講習会準備でリボンやリース台40個準備完了!
今回の企業催事講習会の準備も最終段階。講習時間が1時間という事で、普通にお教室では生徒さんにやっても
-
-
【インスタグラム】再開しました!
3年間投稿できずに放置してしまった【インスタグラム】https://www.instagr
-
-
初夏の花で【リース型】フラワーアレンジをレッスン
今月のレッスンはリース型のアレンジ。初夏の花をつかってのリース型は初めて、さわやかな5月の雰囲気を表
-
-
夏のフラワーアレンジ 葉物と水で涼しく
置いただけで涼しげな夏ならではのフラワーアレンジをご紹介。 水の中をメインにアレンジ 今回は
-
-
【桃の枝物】を使ったフラワーアレンジいけばなとはちょっと違った雰囲気に!
今月は桃や桜を使ったフラーワーアレンジをレッスンしています。昨日は基本デザインを勉強中の