92歳のスマホデビューは亀の歩み・・・
昨年年末に92歳の母が3Gサービス携帯からスマートフォンに切り替えました。ずっと前からスマホにするなら少しでも早い方が良いと勧めていましたが、その時には、『もう先が無いんだからいらない!、これ(携帯)でいい』でした。同年代の人達の中では早い時期から携帯を使っていた母なので、もっと早くに使い始めた方が良かったというのが結論なんですが・・・。
最近、周りの人達(自分より若い)が皆スマホになって、『自分も持ちたい』と言い出しました。でも、最近は今まで使っていた携帯電話でメールを打つのもおっくうになって、使えなくなってきていました。なので実際私的には全く使えないという事態になりかねないと、躊躇していたのです。
すると、スマホにしたいと自分で携帯電話会社(au)に行くという行動をしたので、スマホに機種変更する事にしました。
3Gサービス終了が迫ってきたこともあって、携帯電話会社からは何度も安いプランのお便りが来ていました。契約者は私だったので、機種変更なら私がやらなくてはいけません。
今までもスマホにするなら簡単スマホしかないと思っていたので、機種はBAISO4と決めて、来店予約の問い合わせをしたところ、電話でもできるという説明がありました。コロナ禍な事もあり、電話で申し込みました。
使い方練習をスタートしました
さて、初期設定が終わって使えるようになり、母とスマホの使い方練習が始まりました。
まずは、ホーム画面に入るまでが第一関門でした。
どこを押すと画面が点くのか。そこを覚えるまでに時間がかかりました。その後は横に並んでいる物理ボタンを間違って触ってしまったり・・・。
そして、初期設定で設定させられた、ロック画面の暗証番号を押すところで 番号はわかっても長押ししたり触っているつもりでも反応しなかったりで、なかなか6つの数字が入れられませんでした。まずそこで、かなりハードルが上がってしまった様子でした・・・。
最終的には慣れるまでロック画面を設定しない方向にして、電源も落とさない常に待機状態にしました。上部に付いている電源ボタンはとても押しにくく、私も何回もやり直さないと電源が入らないのです。これは京セラに問題点として報告したい内容です。
というわけで、ホームボタンを押したら、すぐにホーム画面か、前回使っていた画面が出るようにしました。
そこまでで、これは使える内容を絞らないといけないと判断し、電話を掛ける、電話を受ける、できればラインでの送受信だけができるようになってもらう事にしました。
しかし、ここまでで苦手意識が出来てしまった様子で、スマホを触りたがらなくなってしまいました。
ここまで約1週間。ひとりで電話を掛ける事も受ける事もできていません。耳がかなり遠いので、自分で受信があったか確認しなくてはいけないのですが、全く放置状態になってしまいました。
なので、触って慣れた方が良いと話すのも、しばらくやめる事にしました。
10日経った現在、『スマホを触ってみようよ』と一緒にやると、初めに触るホームボタンは覚えた様子です。
次にどこを見たら良いのか、そこは出てきた画面の状態がどの画面なのかわからないので、まだ理解しきれていません。
ラインのメールを打つ部分ではかなり慣れてきましたが、やはり自分では触っているのに反応しなかったり、文字変換(連打式)がもう少しです。特に送信ボタンが上手く押せません。
自分では触っているつもりですし、見た目も触っているのですが、位置がずれているのか反応しなくて送信できないという事が多いです。私もですが、慣れるまでは触っても反応しないと間違っている?と別のところを触ってしまう結果となって、ややこしい状況になってしまうので、こういった物理的問題がやる気を無くさせてしまっていると感じています。
とにかく、電話を一人でも受けられる。外で一人で電話が掛けられる。最低でもそこまでは覚えてもらいたいと思っています。
今までの母なら、きっとそこまではできるようになってくれるはずと思っていますが、亀より遅い歩みです・・・。
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Comment
お母様のスマホは時間をかけるしかないでしょうね。
亡くなった私の母などは80歳でしたが半年でガラケー
をあきらめました。 押したボタンの手ごたえや画面の反応
に納得感が得られなかったのだと思います。
90歳のご高齢でタッチパネルは呑み込み難いでしょう
ね。私もタッチパネルは時々イライラします。こちらが期待
するほど懐広い反応はしてくれず、タッチを無視されたり
隣りの機能が反応してしまったり、何をすればいいのか
説明がなくて途方に暮れたり。どんどん進化するIT機器
はそれらを”空気”として馴染んで育った世代のものです
ね。 いまのスマホが”ガラケー化”した時は私はもう
諦めるしかないと思ってます(その前に生きているか
どうか・・・)。
今回のスマホへの機種変は予想していた状況になっています。
本人が『スマホにしたい』『みんなスマホ使ってるから私も変えたい』と最近急に気持ちが変わったのです。
もう少し理解力のある時期に変えられたら変えてしまったのですが、その時は『いらない!』でした。
最近の母の様子では使えない予感がして、私がすぐに動かなかったのです。
待ちきれなかったのか、ひとりでショップに機種変をしに行ったのですが、契約者ではなかったのでできなかったと言われたそうです。
スマホにしたい気持ちを無視する事もできず、機種変となったわけです。
いままでの携帯の契約も機種変も全て私がしていて、母はただ携帯を渡されて使っていただけだったので、まさかひとりで行くとは思っていませんでした。
しかし、
予想通り、タッチの部分で躓きました。
その場所を触るのが正しくても、母は反応したかを確認するという確認作業がまだできていないわけです。
今朝もラインメールを書いたものの、送信できていませんでした。自分では送信したつもりです。
それでも、ほんの少しですが、慣れてきたように思います。
メールが使えると助かるのですが、とりあえずは電話が掛けられるようになってもらう事を先に覚えてもらおうと思っています。