【ルーツ】3 苗字の追跡作業 資料が見つかってめちゃくちゃ面白い!
前回2では簡単にできる一般的なルーツの探し方をお話ししましたが、我が家の場合は、15年前に趣味で歴史の考察や苗字のルーツを調べているIさんに出会った事で、おぼろげな伝承や記憶を系統だてて調べていただく事ができました。
その方の調べ方はとにかく図書館で全国の電話帳からその人の苗字の数を調べる事から始めていました。
そのあとは、目星を付けた地域の地図と郷土史を、これまた図書館でくまなく調査するというもの。
昨日、その時の膨大な資料や考察地図など、しまい込んでしまっていた資料を探し出してきました。
そして、その量の多さと緻密な考察に今更ながら感心してしまいました。
苗字の種類によっては、公家系、武士系、神職、地名系、渡来人系などおおまかにわかるのですが、我が家は地名系であることなどから、少し古い時代の地図を調べてくれました。苗字と同じ地名が無いか、そして電話帳で調べた同じ苗字の現在の居住地域と件数がわかりやすく表示してありました。
すると、現在は地名が消えてしまっていても、古い地図には苗字と同じ地名が沢山ある事がわかり、その当時でもその地域に同じ苗字の人が住んでいたこと。(現在は激減していました)
また、郷土史の中に同じ苗字の人、さらには、郷土史上で公開されていた系図から我が家の過去帳に載っている人の名前までが見つかりました。
幸い、我が家は現住所の地域でいくらかは業績があったのか、T区の郷土史で江戸期の人物として名前が載っていて伊勢から出てきた商人という事も載っているのですが、地名系なのになぜ桓武平氏という言い伝えがあるのかがわからなかったわけです。
そんな部分も、歴史上の人物と戦の変遷、統治者の変化などと家来や領民の動きなどを郷土史から拾い出し、他家の家系図などとも照らし合わせて、当時先祖がどんな人間関係を築いていたかを考察してくれました。
不思議なくらいに、家系図をみると歴史の中で起こった事、関係した人、地名等が共通して出てくるのです。
最近はパソコンを使って調べられるので、いくらか自分でも調べて下の資料や一番上の古地図などは見つけられましたが、Iさんのように調べるには、やはり地域の詳しい資料は現地に行くか、大きな図書館に行かないとわからないわけです。
それでも今回、出てきた資料と自分が調べて新しくわかった事を合わせると、かなり地域が絞られました。
パズルを合わせるような面白さがあって、15年前は頭に入ってこなかった歴史部分も面白くなりました。
そうやって、古い郷土史を読んでいると、知人や友人の苗字が出てきたりして、なんとなく縁といった事を感じる事もあります。
今日の段階でもいくつか新しい事実が分かってきたのですが、かえって謎になった部分もあったりで、考察としてもまとめられるのはまだ先になりそうです。
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